2010年02月17日
深海魚ドンコで干物
「戸田ならではの干物がほしい」。観光客のこんな一言からNPO戸田どっとこむ(監物知利子理事長)は、戸田特産の深海魚のひとつであるドンコの干物を作った。体のぬめりやグロテスクな風体など深海にすむ魚の特徴を有するものの味は真逆だ。白身で軽く(淡白だが脂もある)非常においしい。値段も安い。戸田の新たな特産品になる可能性を秘める。ドンコは正式名をチゴダラ。硬骨魚綱タラ目チゴダラ科に属する海水魚。沼津周辺ではノドグロという。一般的にノドグロといわれているアカムツとは違う。東京湾以南から東シナ海に分布し、水深150メートル〜650メートルにすむ。体長40センチほどになる。エゾイソアイナメと酷似。肝に価値があり、北日本では鍋の材料にし、一般的に煮付けや練り製品などの材料にするらしい。
監物さんは「戸田では煮付けやフライ、天ぷらで食べることが多いが、お客さんにアジの開きなど、どこにでもあるものではなく、戸田独自のものがほしいと言われ試作したのが始まり」と話す。それも今まではあまり商品価値がなかった小さな物(体長15センチ〜20センチ)を使った。このため安く提供できるのも大きな特徴だ。
作り方は一般的な干物と同じ。腹を開き肝を取り出し、天日干しして完成。「ただヌルヌルしてウロコがないのでさばきずらい」(監物さん)。問題の味は臭味がなく、うま味があってフグやカワハギに近くとてもおいしい。「頭がおいしく、取るともったいない」との周囲の声もあったため、尾頭(おかしら)付きの干物や、丸干しも作り、お客のニーズや好みで買ってもらうことも考えている。
値段は250グラム、6枚入りで250円と安価。尾頭付きは300グラムほどになるが値段は同じ。戸田港の中央桟橋にある戸田どっとこむ運営の「みなとの駅・ぷ茶店」で販売中。金--月曜日営業。18日に戸田で開かれる沼津市連合自治会の定例会でタチバナのジャムと一緒に出席者の土産に出す予定という。問い合わせはぷ茶店〈電0558(94)3301〉へ。
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