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2009年08月20日

生活の必需品、「紙」

090820.jpg熱海市文化団体連合会(紺野公也会長)は20日、同市昭和町の起雲閣音楽サロンで「第27回紙感謝祭」を開いた。会員や一般約50人が集まり、講演などを通して紙の尊さを再認識した。講演後には古文書修理体験講座を実施。小・中・高校生らも参加して古文書修理の作業を体験した。
普段、文化活動で紙を使うことから、紙に感謝することを目的に毎年開催している。紺野会長は「講演の後に開く体験講座にも参加して」と呼びかけ、来賓の斉藤栄市長は「紙感謝祭は他市に例のない独自のものと聞いている。紙や文化に対する高い意識のあらわれでは」などとあいさつ。米山秀夫市議会議長、斉藤健治伊東市文化協会長も祝辞を述べた。
宮和作音楽連盟会長が紙の歴史を振り返るとともに「日本文化の発展に限りなく尽くしてきた」と紙の恩恵にふれて感謝の言葉を述べた後、NPO文化財を守る会理事長の友田千恵さん(静岡市)が「和紙から文化財の保存を学ぼう」と題して講演を行った。
「文化財の修理には新しい材料の入っている紙は使わず、昔ながらの材料を使い、昔ながらのすき方をしている和紙を使用している」と語り、コウゾ、ガンピ、ミツマタ、竹といった和紙の材料と、それぞれの紙の特徴を説明した。また、さまざまな種類の和紙や材料、道具などを実物を示して紹介。参加者は実際に和紙を手にとり、すかしてみたり、手触りを確かめたりして和紙の魅力にふれた。
古文書修理体験も友田さんが講師を務めた。参加者は和紙の繊維の状態を確認する方法や補修紙のはり付け方などを聞いた後、実際に和紙を使って修理に挑戦。参加児童の1人は「和紙をちぎったりはりつけたりするのは難しい」と話し、真剣な表情で作業に取り組んだ。

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