"ヅメさん"と土肥のみんなの「菜の花舞台」

2010年04月05日

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イベント紹介
014_02.jpg「橋爪功と仲間達 菜の花舞台」
http://nanohanabutai.web.fc2.com/index.html
日時:4/10(土)18:00〜
   4/11(日)11:30〜
演目:「ヤヌスの笛吹き」
入場料・観劇料:すべて無料
備考:雨天の場合は橋爪さんの稽古場「橋伊豆」で開催


橋爪功さんと橋爪さんが代表を務める演劇集団円の俳優陣が出演する野外劇。
1994年に第1回公演が行われ、今年で17回目。毎年4月の第2土・日曜に開催。
今年の演目は「ヤヌスの笛吹き」。この脚本は菜の花舞台のためだけに作られたオリジナルで毎年演目が変わります(ぜいたくです!)。
当日は舞台の周りに、コカコーラやジュースの箱や、建築現場の足場を使ったイスを用意。車イスの方でも入れるようにスロープも作ります。
ほかに豆州和太鼓集団「粋鼓伝」の演奏などもあります。
今年は「駿河湾フェリーで行こう!お得なセット券 菜の花パス」というフェリー乗車券も販売。橋爪さんと握手・写真撮影ができる特典付きです。(セット内容:フェリー往復旅客乗車券・土肥温泉飲食店利用券1000円分)。
【フェリーについて問い合わせ】(株)エスパルスドリームフェリー TEL054-353-2262


インタビュー

NPO豆州倶楽部 菜の花舞台実行委員会 専務理事
大木清司さん
014_03.jpg今回、菜の花舞台の第1回目からのメンバーである大木清司さんにお話をうかがいました。

ほっしー(以下:ほ)大木さんは最初からのメンバーですよね。第1回のころ、おいくつでしたか?

大木さん(以下:大)39歳だったかな。

ほ)菜の花舞台をやろう!っていうキッカケはどんな感じでしたか?

大)小土肥に別荘を建てたことで話が始まったんだけど、半分、飲んだ勢いだよね(笑)。ヅメさん(橋爪さん)が稽古場(別荘兼稽古場)を小土肥に建てているときに、「レンゲと菜の花の中で舞台をやりたいな」っていうことになったんだよな〜。

ほ)最初はみなさん舞台に関しては知識がなかったわけですよね?

大)最初のころはまったくわからなくて疲れたつかれた。終わって1週間くらいはなにもしたくなかったくらい(笑)。専門の人たちにアドバイスをもらいながら、やってきたよね。

ほ)今年17回目を迎えられる・・・言うのは簡単ですが、17年間ってとても長いですよね。

大)ヅメさんが「よそう」って言わないから(笑)。気がついてみたら「もう17年経ってるんだ」って感じだな。それに続けていくのは骨が折れるけど、一度やめて再開するのはもっと大変だよね。あと、あんまり力んでいないのがいいのかもしれないな。企画をしてもやりきれない部分って絶対にあるんだよね。だから「で・き・た・と・こ、まで」(笑)。でも根幹が揺らぐようなことはないけどね。

014_04.jpgほ)これまでの17年間、何もかも順調に進んだわけではないと思いますが、苦労話はありますか?

大)大変なのは・・・資金繰りだよな。外からも人が来てほしいんだけど、宣伝費がない。補助金だけではぜんぜん足りないから、地元企業から協賛金をもらうしかない。だからといって、当日入場料金をとるわけにはいかないんだよな。お金をとるってなったらヅメさんが「やめる」って言い出すかもしれないよな〜。

ほ)反対に「やってきてよかった!」と思えるときはどんなときですか?

大)2日目が終わって「お疲れ!」ってみんなで言うとき。「今年もやれたね」という達成感がある。あと東京から来た人(円や他の出演者、関係者)やみんなが喜んでくれればいいなって思ってる。

ほ)思い出に残っているエピソードは?

大)舞台の最中に嵐になったこと。ちょうどヅメさんが天狗の格好で出てきた途端に、「ザー、ビュー」って(笑)。雨が降って嵐になった。あのとき竜巻があったんじゃないかってくらい。

ほ)最後に大木さんから見る橋爪功さんはどんな方でしょうか。

大)普通のおじさん(笑)。周りに気を使ってくれる人だよ。打ち上げのときとか、メンバーでいない人ことを「まだ来てないの?」とか気にかけてくれたり。お高い人じゃないよね。

ほ)だから17回続くのかもしれないですね。

大)そうだね。


実行委員会メンバー紹介

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この舞台は「NPO豆州倶楽部 菜の花舞台実行委員会」が主催するイベント。橋爪功さんの舞台だったら、かなりお金もかけてやっているのでは?と思ったら、大間違い。菜の花舞台実行委員会の方々が、時間をかけ、手間をかけた手作り舞台です。
メンバーは公務員・商工会(元青年部)・農業・観光業・土建屋などさまざまな業種におよびますが、共通しているのは土肥周辺在住ということ。地元有志です。
だいたい中心になっているメンバーが20人くらい。当日だけ来てくれる人も含めれば、全体では100人くらい。舞台については知らないことだらけだったみなさんですが、「趣味とか特技とかを活かして」17年間毎年欠かさず開催されています。

意地悪な質問ですが「やめたくなったことは?」と聞いてみました。
すると「あるよ、もう明日は行かねえ!とかさ」という返事。
でもその後すかさず隣から「でもそんなこと言っても、必ず来るよね」「実は仕事よりも好きなんじゃない?」なんて、笑いながら会話が進みます。
おもしろい話がある−と聞かせてくれたのは、ある日のこと、ふとした会話の中で大木さんがつぶやいたひとこと「俺、意外と趣味ないんだよな〜。菜の花(舞台)が趣味かもしれないな〜」。「じゃあ、俺たちは趣味に付き合わされているんですか(笑)」なんてことも。
文句を言いつつ(笑いながらですが)、大木さんを筆頭にぜったいにみなさん楽しんでいる!と確信したのでした。もはや生きがいなのでは、と思うほどです。

ボランティアスタッフ募集中です。(あとカンパも)


3/13作業体験

014_06.jpgどこから手作りかというと、まずは菜の花の種まきから始まります。その後、間引きや植え替え、舞台づくりでは大道具・小道具、のぼり旗を作ったり、スロープを設置したり、とにかく何から何までメンバーさんたちが作り上げなければならないのです。
わたしがお邪魔した日は、のぼり旗用の竹を山へ取りにいくことと、菜の花の間引き&植え替え。朝8時から夕方5時まで、昼食休憩以外は作業が続きます。
旗を立てるのにも、市販の竿を使ったりすることなく、小土肥で採る天然の竹を使用。小旗用、それに大きな旗用に、1本ずつ切りだしていきます。
菜の花は種まき後、肥料をあげて育てたものを、大きな株に育つよう間引きをしたり、摘蕾をしたり。しかもぜんぶ手作業。その後近くの畑から、大きく育ちそうな株を掘ってきて移植。こうして日が暮れ、あっという間に1日が終わってしまいます。
わたしは1日しか手伝っていませんが、これだと何日もかかるんだろうな〜、と実感。


3/28プレイベント

014_07.jpg土肥港と清水港で豆州和太鼓集団「粋鼓伝」が演奏をするというので、わたしも同行してフェリーに乗船。見て・聴いてきました。
粋鼓伝は「土肥の太鼓文化を守って後世に伝えていこう」という思いで活動をしているグループ。太鼓の練習をしていたところに「こんなにいいものを持っているんだったら」と橋爪さんから声がかかり、2000年の菜の花舞台で正式デビュー。
こういっては失礼ですが、普段は普通の中学生・高校生。ところが、太鼓の演奏を始めると途端に大人びた表情に変わるのです。大人もキリッとした演奏用の表情に変化。
演奏する曲は、粋鼓伝メンバー戸塚誠史さん作曲のオリジナルで現在4曲。プレイベントではそのうちの2曲披露され、フェリーを乗降するお客さまから大きな拍手が送られていました。
当日は約20分の演奏時間。作曲者、戸塚さんが天狗の衣装を着て踊る「黄金天狗太鼓」も必見です。

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菜の花舞台、裏(?)情報

今回の演目「ヤヌスの笛吹き」。台本はできあがっていますが、全員揃っての練習は、本番前のほんの数日。「演劇集団 円のみんなも、ここ(小土肥の稽古場)に来る前は個人で台本を読んでくるくらいじゃないかな」と大木さん。
「だから本番前の1週間、練習を見ているとおもしろいよ。話がだんだん変わっていくから。」と笑いながら続けて話してくれました。毎年毎年、練習しながら、削ったり、加えたり、ストーリーが少しずつ変わるらしいのです。
その上、2回の舞台のうちでも「土曜日の夜と日曜日の昼だと、ちょっと変わっていることもあるから」とのこと。


当日が楽しみ!
  
014_09.jpgみなさんの会話を聞いていて、まず気付くのが橋爪功さんのことを「ヅメさん」と親しみを込めて呼んでいること。実行委員会のみなさんが橋爪さんとこの菜の花舞台のことが好きなんだなぁというのが伝わってきます。
稽古場の壁は、「すっごく楽しかったんで来年も再来年もずっと来ます」など出演者や実行委員会スタッフの寄せ書きで埋め尽くされています。橋爪功さん・円のみなさん、そして実行委員会スタッフのみなさんの舞台。どうして関係者の方々はこれほど菜の花舞台に魅了されているのでしょうか。みなさんの気持ちや、さまざまな背景を教えてもらうと、どんな舞台になのか、いまからワクワク!楽しみです。





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[関連リンク]小土肥菜の花舞台

〈イズハピ編集部・ほっしー〉


DATE
公開日:2010年04月05日
カテゴリ:イベント
著者:ほっしー
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