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    <title>上野＆尾崎のカメラ散歩</title>
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    <updated>2011-12-07T01:43:07Z</updated>
    <subtitle>人生の大半をカメラと共に過ごしてきた2人が伊豆で語る、写真＆カメラこだわり対談</subtitle>
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    <title>３５mm判並みの機動性、ペンタックス６４５ＮⅡで撮るドイツ・ライン川随一の景勝</title>
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    <published>2011-12-05T00:58:30Z</published>
    <updated>2011-12-07T01:43:07Z</updated>

    <summary>　鉄道旅行を楽しむ人、鉄道写真を楽しむ人等々、男女・年齢を問わず鉄道ファンが増加している。鉄道旅行の楽しみは何と言っても車窓風景、車窓を彩る風景が素晴らしいと鉄道旅行の悦びは倍増する。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ紀行編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[				<div id="travel">
					
					<p>
					<div id="p-box-r">
							<a href="../img/photo/028/001b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="ゴブレンツ駅に到着したローカル列車"><img src="../img/photo/028/001.jpg" width="270" height="200" alt="ゴブレンツ駅に到着したローカル列車" /></a>
							<p class="cap1">ゴブレンツ駅に到着したローカル列車</p>
					</div>
					</p>
				
					<p>　鉄道旅行を楽しむ人、鉄道写真を楽しむ人等々、男女・年齢を問わず鉄道ファンが増加している。鉄道旅行の楽しみは何と言っても車窓風景、車窓を彩る風景が素晴らしいと鉄道旅行の悦びは倍増する。ある旅行雑誌が実施したアンケートではヨーロッパの鉄道路線のベスト３に、一位：スイス・サンモリッツからモルテラッチェ氷河を経由してイタリアを結ぶベルニナ急行、二位：ヨーロッパ最高峰・ユングフラウヨッホとインターケランを結ぶヴェンゲン・アルプ鉄道、そして三位に世界遺産のライン川・古城ラインの両岸を走るフランクフルト－コブレンツ間のロマンチックラインが挙げられている。<br />
　私は３位のライン川沿いの路線に乗る機会が多く、路線はフランクフルトを出発してマインツを経由してコブレンツ、ケルンに至るＩＣ特急が走る幹線と、フランクフルトを出発してワイン産地のリューデスハイム、カウプ、ザンクト・ゴアルスハウゼンを経てコブレンツに至るローカル線がある。私の御勧めは当然ローカルライン、電気機関車に牽引された客車によるフランクフルトからコブレンツまで約２時間の各駅停車の小旅行である。<br /><br />
					</p>
					
					<h4>ライン川定番写真の撮影地を探し出す</h4>
					
					<p>
					<div id="p-box-l">
							<a href="../img/photo/028/002b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="ライン中州に立つプファルツ城"><img src="../img/photo/028/002.jpg" width="270" height="200" alt="ライン中州に立つプファルツ城" /></a>
							<p class="cap1">ライン中州に立つプファルツ城</p>
					</div>
					</p>
				
					<p>　フランクフルトを出発した列車は、ワインと可愛らしい街並みが人気のリューデイハイムを過ぎるとライン川に接近、ねずみの塔、プファルツ城、シュターレック城等々、中洲と対岸の城塞を車窓から眺める事が出来る。特にライン川の中洲に立つ人気のプフアルツ城は、カウプ駅ホームの目の前である。ローレライをトンネルで通過、カッツ城（ネコ城）の見上げながらザンクト・ゴアルスハウゼン駅に着く。この駅の背後にあるカッツ城とローレライ岩壁でカーブするライン川を構図にした写真が旅行ガイドやパンフレットで良く紹介されている。しかしながら、この定番写真の撮影地に関する情報に接する事は無く、多分このあたりと推察するに止まっていたがライン川、古城、ライン下りの観光船、そして川岸を走る鉄道を撮り込む事が出来る定番写真を自ら撮影すべく本格調査を開始した。<br />
					</p>
					
					<p>
					<div id="p-box-r">
							<a href="../img/photo/028/003b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="カウプ駅前のプファルツ城"><img src="../img/photo/028/003.jpg" width="270" height="200" alt="カウプ駅前のプファルツ城" /></a>
							<p class="cap1">カウプ駅前のプファルツ城</p>
					</div>
					</p>
				
					<p>　フランクフルトの大型書店で入手したローカル地図で目的とする場所に道路が通じている事、更に立ち読みしたハイキング雑誌でハイキングルートの存在と目的地にベンチが置かれて小公園として整備されている事が確認できた。当該地への撮影行は2008年6月、コブレンツに宿泊して朝から目的地を目指した。無人駅化しているザンクト・ゴアルスハウゼン駅を降りてローレライ方向に歩くと観光船の乗船場を過ぎてすぐにＹ字路分岐に着く。山側に道を折れて線路をガードでくぐると直ぐに左手にハイキングコースの案内標識がある。「←PATERSBERG」とハイカーの絵文字が書かれているので見間違う心配はない。
民家の裏庭を失礼する様な狭い石段を上ると本格的な山道となり、標高約１５０ｍの山登りである。ほとんど歩く人が居ない様な踏み跡程度の道を30分も登ると突然立派な舗装道路に出る。舗装道路をライン川方向に歩くと住宅地に入り「エッ、こんな所に」と驚きながら、小さなレストランやペンション前を過ぎると目的地である。<br />
					</p>
					
					<p>
					<div id="p-box-l">
							<a href="../img/photo/028/004b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="ザンクト・ゴアルスハウゼン駅とローカル列車、後方はカッツ城"><img src="../img/photo/028/004.jpg" width="270" height="200" alt="ザンクト・ゴアルスハウゼン駅とローカル列車、後方はカッツ城" /></a>
							<p class="cap1">ザンクト・ゴアルスハウゼン駅とローカル列車、後方はカッツ城</p>
					</div>
					</p>
				
					<p>　この場所に徒歩で登っている人は殆ど居ない模様で、たまにマイカーで現地の方が訪れる程度である。ザンクト・ゴアルスハウゼン駅前には残念ながらタクシーも無く、駅前タクシーはリューデイハイムが最寄り駅の為に旅行者は徒歩を強いられる事になる。<br />
					</p>




					<h4 style="clear:both;padding-top:20px;">鉄道写真に最適の機動性を有するペンタックス６４５ＮⅡ</h4>
					
					<p>
					<div id="p-box-r">
						<a href="../img/photo/028/005b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="ザンクト・ゴアルスハウゼン駅（手前）と対岸のザンクトゴア"><img src="../img/photo/028/005.jpg" width="270" height="200" alt="ザンクト・ゴアルスハウゼン駅（手前）と対岸のザンクトゴア" /></a>
						<p class="cap1">ザンクト・ゴアルスハウゼン駅（手前）と対岸のザンクトゴア</p>
					</div>
					</p>
					
					<p>　この小公園は、南にローレライとライン川、そしてカッツ城を見下ろし、西側はザンクト・ゴアルスハウゼンと対岸のザンクトゴアの街を見下ろす絶壁の上にある。ワイン畑の片隅に諸条件を満足する撮影ポイントを見つけペンタックス６４５ＮⅡを三脚にセットする。<br />
　これからは一瞬のタイミング待ちである。ローカル線は上下線共に一時間に一本のダイヤでライン川がカーブする部分に丁度ライン下りの観光船が通るタイミングと列車通過が合致する可能性機極めて低い。10時半から6時間の待機で漸く添付写真を撮影する事が出来た。幸いベンチがあるので待機に関するストレスは少ない。<br />
					</p>
					
					<p>
					<div id="p-box-l" style="width:510px;">
						<a href="../img/photo/028/006b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="ライン川の定番写真　カッツ城とローレライ、観光船とローカル列車"><img src="../img/photo/028/006.jpg" width="500" height="333" alt="ライン川の定番写真　カッツ城とローレライ、観光船とローカル列車" /></a>
						<p class="cap1">ライン川の定番写真　カッツ城とローレライ、観光船とローカル列車</p>
					</div>
					</p>
					
					<div style="clear:both"><br /></div>
					
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/028/007.jpg" width="270" height="200" alt="ペンタックス６４５ＮⅡ" />
							<p class="cap1">ペンタックス６４５ＮⅡ</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/028/008.jpg" width="270" height="200" alt="ペンタックス６４５ＮⅡの操作部" />
							<p class="cap1">ペンタックス６４５ＮⅡの操作部</p>
					</div>
					
					<p>
　鉄道写真は瞬間撮影のためにカメラの機動性が重視される。私の保有する中判サイズ・フィルム一眼レフ・ペンタックス６４５ＮⅡは、1984年に旭光学（現：リコーペンタックスイメージング）が発売した最初のモデル・ペンタックス６４５を１９９７年にオートフォーカス化、２００１年に更に機能アップを図ったモデルで、ペンタックス６４５Ｎ、６４５ＮⅡと２台続けて愛用している。１９９７年のモデルチェンジ時からダイヤル操作を多用して35mmカメラ並みの機動性を付加した事より風景写真はもとより鉄道写真向けの最適中判カメラとして人気が高騰した経緯がある。<br />
　残念な点は、このペンタックス６４５ＮⅡは、同じ中判サイズの一眼レフ・ペンタックス６７Ⅱと共に2009年9月で生産終了となり、現在は在庫限りの販売となっている事である。<br />
　私はフィルムサイズを問わずリバーサルカラーフィルム撮影時は、露光量を適正値から前後にプラスマイナスするブラケット露光を常とすることよりオートブラケット機能がついたカメラが必須となる。<br />
　ペンタックス６４５ＮⅡは、１９９７年のペンタックス６４５Ｎ発売時に同時期発売の35mmサイズオートフォーカス一眼レフ・ペンタックスＭＺ－３の機動性・操作性、オートブラケット機能をそのまま６４５サイズ中判カメラで実現した優れものとして評価の高いカメラである。<br />
　私の友人が旭光学開発技術者・庄野　鉄司さんと大学が同級生で「鉄道ファンの庄野さんが鉄道写真を撮りやすい中判カメラを自分で製品化した」とのエピソードを聴き、「なるほど」と合点している次第である。このペンタックス６４５ＮⅡの「庄野仕様によりオートブラケット機能を駆使したライン川景勝写真が無事終了したと確信している。<br />
　ペンタックス６４５ＮⅡの問題点は重量、カメラ本体＋55～110mmの標準ズームとフィルムバック、電池を含めた重量は約２Kg,これに35,45,200mmの単焦点レンズ３本を加えると合計重量は3.5Kg超となる。更にハスキー三脚・4KgとサブカメラのニコンＦ６を加えた総重量は60歳を過ぎた年齢には「トホホ」状況である。
この撮影地、ほぼ終日逆光と光のコンディションがなかなか難しく2008年以来、計３回の山行を行っている。<br /><br /></p>
					
					
					
					<h4>国内人気で伊豆急は、第３位</h4>
					
					<p>
					<div id="p-box-l">
							<a href="../img/photo/028/009b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="東海道新幹線　富士川鉄橋"><img src="../img/photo/028/009.jpg" width="270" height="200" alt="東海道新幹線　富士川鉄橋" /></a>
							<p class="cap1">東海道新幹線　富士川鉄橋</p>
							<br />
							<a href="../img/photo/028/010b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="五能線・深浦付近"><img src="../img/photo/028/010.jpg" width="270" height="200" alt="五能線・深浦付近" /></a>
							<p class="cap1">五能線・深浦付近</p>
							<br />
							<a href="../img/photo/028/011b.jpg" rel="lightbox[camera28]" title="伊豆急・片瀬白田駅付近"><img src="../img/photo/028/011.jpg" width="270" height="200" alt="伊豆急・片瀬白田駅付近" /></a>
							<p class="cap1">伊豆急・片瀬白田駅付近</p>
					</div>
					</p>
					
					<p>
　最大手の旅行会社が自社ホームページ会員を対象に実施した「全国車窓から見える景色」アンケートで伊豆急行の「伊東・下田間の海岸風景」が第三位にランキングされている。<br />
　ちなみに第一位は、東海道新幹線の「三島・静岡間の富士山風景」第二位が東北・五能線の「川辺・東能代間の海岸風景である。<br />
　伊豆急で人気の撮影地としては、片瀬白田駅付近が有名である。片瀬白田駅から海側の道を線路沿いに下田方面に歩くと小さな漁港がある。漁港を過ぎ高架線路をくぐり、線路沿いの道を更に進むと１０ｍ程高い山側を走る国道の斜面にぶつかり行き止まりとなる。<br />
　斜面には小さな祠が有り、ここが屈指とされる撮影地である。道の行き止まり部には車４～５台の駐車スペースも有り撮影地のコンディションとしては十分である。<br />
　片瀬白田駅から徒歩約15分で青い海を背景にした伊豆急を撮影できる。踊り子号、リゾート２１、そして最近復活した名車クモハ１０３が撮影出来れば最高である。<br />
（写真・文：　尾崎　章）</p>
					

					
				</div><!-- /travel --->]]>
        
    </content>
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    <title>高級コンパクトカメラ・コンタックスＴ２で撮る定点撮影「サンライズ桜島」</title>
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    <published>2011-11-07T02:06:38Z</published>
    <updated>2011-12-08T04:49:55Z</updated>

    <summary>今回のテーマは定点撮影です。定点撮影というと同じ被写体を同じ場所から長期間撮り続ける事ですよね。

尾崎）そうです。被写体は様々ですが大きく変化した東京・新宿を定点撮影した中西元男さんの「脈動する超高層都市・激変記録３５年」、渡辺まなぶさんの航空写真による定点撮影「都市再生・千フィート今昔」、富岡畦草さんの「東京は変わった・定点撮影５０年」等が良く紹介されています。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[				<h4>今回のテーマは定点撮影です。定点撮影というと同じ被写体を同じ場所から長期間撮り続ける事ですよね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうです。被写体は様々ですが大きく変化した東京・新宿を定点撮影した中西元男さんの「脈動する超高層都市・激変記録３５年」、渡辺まなぶさんの航空写真による定点撮影「都市再生・千フィート今昔」、富岡畦草さんの「東京は変わった・定点撮影５０年」等が良く紹介されています。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4 style="clear:both">すごいですね。３５年、５０年も同じ被写体を撮り続ける姿勢に感動しますね。</h4>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>富士山や北アルプスの名峰を定点撮影した例も多く、北アルプス・常念岳を定点撮影した小口和利さんの「北アルプス・常念刻々」等もあります。<br />
最近では、建設中の東京スカイツリーを定点撮影して刻々と高くなるスカイツリーを記録されている方も多いようです。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>尾崎さんの定点撮影は、鹿児島・桜島の日の出だそうですが。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r" style="width:180px;">
							<img src="../img/photo/027/002.jpg" width="170" height="126" alt="鹿児島東急ホテル" />
							<p class="cap1">鹿児島東急ホテル</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>鹿児島市は大隅半島と薩摩半島の囲まれた錦江湾に面していて、錦江湾の対岸には活火山である桜島があります。人口６０万人の大都市の目と鼻の先に噴煙を上げる活火山がある都市は全国では例がなく、桜島同様に南九州を代表する産業都市としても大変エネルギッシュで、私も大好きです。<br />
この鹿児島市には1983年頃より年間３～５回程度仕事で訪問する様になり、宿泊した鹿児島東急ホテルからの眺望が契機となり桜島・日の出撮影が始まりました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>鹿児島東急ホテルは下田東急ホテルと同じグループホテルですよね。どのようなロケーションなのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/027/003.jpg" width="270" height="200" alt="鹿児島東急ホテル　客室バルコニーからの桜島" />
							<p class="cap1">鹿児島東急ホテル　客室バルコニーからの桜島</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>鹿児島市の南にある桜島フェリーが発着する鴨池港に面していて、桜島との間は錦江湾だけで何の障害物も有りません。「窓を開ければ港が見える」よりも「カーテンを開ければ桜島が窓一杯に見える」といったロケーションです。最初に宿泊した時期が夏で、桜島の山頂から日が昇るシーンら遭遇、携帯していたカメラで撮影したのが最初の一枚です。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>尾崎さんは、いつもカメラを持っているのですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>宿泊出張の時は、出張バッグに軽量一眼レフやコンパクトカメラを入れておき、早起きして朝の街並みを散策することを常としておりました。<br />
業務出張でも早朝の時間帯はフリーですので。<br />カメラを携行する理由には、もう一つ理由があります。夜明け前の黎明時に一人で歩いていると「不審人物」に誤解されやすく、カメラを片手に歩いていると地元の方から挨拶されたりして安心感を与えるという利点もあります。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>確かに夜明け前に目つきのキツイ尾崎さんが一人で歩いていたのでは警戒されますよね。</h4>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>目つきがキツイのは、真剣に仕事をしている時だけですよ。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>この桜島撮影に使用したカメラが高級コンパクトカメラのコンタックスＴ２ですね。</h4>
				
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/027/004.jpg" width="270" height="200" alt="コンタックスT2" />
							<p class="cap1">コンタックスT2</p>
					</div>
				</p>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>東急ホテルから見える桜島の日の出は、冬季は桜島から外れて南の大隅半島側になる為に２８ｍｍ程度の広角レンズが必要になりますが、その他の季節では３５～４５ｍｍ程度の広角・準広角レンズが有れば十分です。<br />
ヤシカのカメラ事業を継続した京セラが1990年に発売した「コンタックスＴ２」は、高級コンパクトカメラの完成形と絶賛され、塔載レンズ：カールツアイス・ゾナー３８ｍｍはレンズの画角的にも最適で取得後すぐに桜島撮影のメインカメラになりました。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>そんなにコンタックスＴ２は人気があったのですか。</h4>
				
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/027/005.jpg" width="270" height="200" alt="コンタックスT2　ゾナーレンズと絞りリング" />
							<p class="cap1">コンタックスT2　ゾナーレンズと絞りリング</p>
					</div>
				</p>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>1984年に京セラは、既存コンパクトカメラの概念を覆すコンセプトを持った高級コンパクトカメラ「コンタックスＴ」（87.000円）を発売しました。<br />
「写す悦び」「所有する悦び」を実現したとされている「コンタックスＴ」はドイツ・ポルシェデザイングループがデザインを担当、アルミ系合金のボディにカールツアイス・ゾナー３８ｍｍレンズを採用した凝った仕様のカメラで高級一眼レフに匹敵する写真品質はプロのサブカメラとしても注目を集めました。<br />
1990年に発売した「コンタックスＴ２」（120.000円）は、コンタックスＴの主要操作を自動化したモデルで、ゾナー３８ｍｍレンズはＡＦ・オートフォーカス対応となり、更にストロボ内蔵、コンタックスＴで指摘されたボディ強度をチタンボディ採用で解決、①高性能レンズ　②チタンボディ　③ストロボ内蔵　④露出補正機能等、「高級コンパクトカメラ」の基本形を確立、誰もが認める「高級コンパクトの元祖」としての地位を確立しました。<br />
この「コンタックスＴ２」は、プロ・ハイアマチュア向けの高級一眼レフと同等の価格帯にも関わらず1997年の販売終了までに２６万台以上を販売、「ライカミニルックス」「ミノルタＴＣ－１」「ニコン３５Ｔｉ」「ニコン２８Ｔｉ」「フジ・クラッセ」等の各社高級コンパクトカメラのスペックに多大なる影響を与える事になりました。<br />
私は、1994年10月に「コンタックスＴ２」を保有しました。マイワイフからの誕生日プレゼントでした。<br /><br />
				</p>
				
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/027/006.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタTC-1" />
							<p class="cap1">ミノルタTC-1</p>
							
							<img src="../img/photo/027/007.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタTC-1の円形絞り" />
							<p class="cap1">ミノルタTC-1の円形絞り</p>
					</div>
				</p>
				
				
				<h4>わっ、すごいですね。コンタックスＴ２をプレゼントしてくれる奥様は素晴らしいですね。それにマイワイフですか。</h4>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>日本の男性は、「家内」とか「うちの奥さん」「かみさん」等の表現をよく使いますが女性を家に閉じ込めている様で私は好きではありません。「愚妻」なんてアルコールが入っていても論外ですね。「妻」という言葉も私個人的にはゴロが悪く、ずっと以前から「マイワイフ」「ワイフ」を使っています。よく「キザっ！」と言われますが、以前より「オザキ　キザオ」と呼ばれたりしておりましたので全く気にしておりません。<br />
この「コンタックスＴ２」、絞り優先のＡＥ機構を搭載していて従来のカメラ同様にレンズ鏡胴部でアナログ的に絞値を設定できる事も大変気に入っています。小さな液晶画面で必要操作を行うコンパクトカメラではカタログ性能では対応可能なものの、実用面では使い物になりません。２８ｍｍ広角レンズを採用した「ミノルタＴＣ－１」を追加購入した理由も同様です。<br /><br /><br /><br />
				</p>
				
				<h4>桜島は何年間撮影されたのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/027/008.jpg" width="270" height="200" alt="写真集「SUNRISE桜島」" />
							<p class="cap1">写真集「SUNRISE桜島」</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>１８年間撮影しました。鹿児島東急ホテルに頼んで、いつも同じ部屋を取って頂いたので本当の定点撮影になりました。カメラの移動距離は僅か３ｍ<sup>２</sup>余りのバルコニー内だけです。<br />
撮影枚数が貯まったので写真集発行を企画、鹿児島東急ホテルに打診したところ、鹿児島東急ホテル名で発行、ホテル売店で販売する事が決まりました。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>写真集・サンライズ桜島は、いつ発売されたのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/027/009.jpg" width="270" height="200" alt="ホテルロビーでの日の出時刻案内" />
							<p class="cap1">ホテルロビーでの日の出時刻案内</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>2001年5月から約１年間販売致しました。ホテルの売店だけの限定販売で対象が宿泊客の記念・土産用でしたが印刷した1000部を完売致しました。<br />
鹿児島東急ホテルもフロントに写真集のパネルを設置、エレベーターホールには翌日の日の出時間を掲示する等、ホテル全体でサンライズ桜島鑑賞を盛り上げて頂きました。<br />
「サンライズ桜島」は定点撮影の珍しい写真集として地元テレビのワイドショーでも紹介され、写真集の視聴者プレゼントも高人気だったと聴いております。
ハピコさん、予備として印刷した写真集がいくらか残ってますのでイズハピ読者プレゼントを致しましょうか。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>えっ、写真集「サンライズ桜島」のイズハピプレゼントですか。喜んでお受けします。</h4>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>但し、１０年前の印刷物でアート紙の周辺が薄く黄変しているものが含まれる可能性が有る事を予め御了承ください。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>わかりました。イズハピ・「サンライズ桜島・プレゼント」応募方法は最後に御知らせします。</h4>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>「サンライズ桜島」に関するエピソードですが、販売が終了した３年後に福岡在住の女性より写真集がまだ残っていたら分けて頂きたいとの電話を頂きました。聞けば、御夫婦で鹿児島旅行をされた際に鹿児島東急ホテルに宿泊され、売店で購入した写真集を片手に御夫婦で翌朝バルコニーから日の出を見て感動、元気をもらったとの事で、その後も体調を崩された時に「サンライズ桜島」を見てエネルギッシュな日の出を思い出されているそうです。<br />
この御夫婦は、入院治療中の友人にも元気をあげたいと「サンライズ桜島」のプレゼントを思いつき鹿児島東急ホテルに在庫確認の電話を入れ、ホテルからの紹介で私に直接電話をされたとの事でした。早速、「サンライズ桜島」の写真集と一緒に手元にあった六切サイズのオリジナルプリントを写真フレームに入れてプレゼントいたしました。<br />
後日、オリジナルプリントの美しさに感動したこと、そして友人が喜ばれたとの手紙を頂いたエピソードが有りました。<br />
ところでハピコさん、伊豆にも定点撮影に適した撮影場所が沢山ありますよ。例えば、富士山の見える西伊豆にも最適ポイントが多いようです。<br />
東伊豆、南伊豆でも美しい海岸を撮り込んだ定点撮影最適ポイントは多いと思いますよ。<br /><br />
				</p>
				
				
				<div id="sam">
					
						<ul>
							<li><a href="../img/photo/027/010.jpg" rel="lightbox[camera27]" title="SUNRISE桜島より"><img src="../img/photo/027/010s.jpg" alt="SUNRISE桜島より" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/027/011.jpg" rel="lightbox[camera27]" title="SUNRISE桜島より"><img src="../img/photo/027/011s.jpg" alt="SUNRISE桜島より" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/027/012.jpg" rel="lightbox[camera27]" title="SUNRISE桜島より"><img src="../img/photo/027/012s.jpg" alt="SUNRISE桜島より" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/027/013.jpg" rel="lightbox[camera27]" title="SUNRISE桜島より"><img src="../img/photo/027/013s.jpg" alt="SUNRISE桜島より" width="95" height="95" /></a></li>
							
						</ul>
					</div>
					
					<div  style="clear:both"><br /></div>
				
				
				<h4>下田東急ホテルはどうですか。鹿児島東急ホテルに対抗して客室から撮影した日の出写真なんて可能性があるのでは。</h4>
				
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>下田東急ホテルは高台にあり、相模灘・太平洋から昇る日の出をホテル客室から撮影する事が出来ますよ。東急ホテルは白浜海岸のグループホテルも含めてロケーションに恵まれていますからね。<br />
イズハピで定点撮影に適した場所を紹介してみては如何でしょうか。<br /><br />
				</p>
				
				<div style="border:solid 1px #cccccc; width:500px; padding:15px; background-color:#FFF; margin:0 auto; overflow:hidden ">
					<h5 style="font-size:116.7%; color:#333; border-left:solid 5px #fff000; padding-left:5px; margin-bottom:5px">イズハピ「サンライズ桜島」プレゼントのお知らせ</h5>
					<img src="../img/photo/027/014.jpg" width="150" height="143" alt="サンライズ桜島" style="float:left; margin-right:10px" />
					<p style="font-weight:bold"><br />★写真集「サンライズ桜島」を抽選で５名様にプレゼント</p>
					<p>応募方法など詳しい内容は下記よりご覧ください。<br /><br />受付を終了しました。<br />たくさんのご応募ありがとうございました。</p>
					
				</div>
			
				
				<p>
					<br />（写真、文章編集　尾崎）<br /><br />
				</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>Ｂ級一眼レフ・キャノンＴ６０で撮るパリのＣａｎｎｏｎ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/camera/2603.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2011:/original/camera//20.2603</id>

    <published>2011-10-03T01:53:44Z</published>
    <updated>2011-10-03T01:55:13Z</updated>

    <summary>Ｂ級一眼レフという表現は一般的では有りません。通常カメラメーカー各社は、プロ仕様のフラッグシップ機でも、ビギナー向け普及機でも競合他社に勝るトップ性能、ハイコストパフォーマンスを目指して全力投入した製品造りを行います。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[				<h4>尾崎さん、お久しぶりです。今回のテーマはＢ級一眼レフという事ですが、Ｂ級グルメは私も好きで馴染み深いのですが、Ｂ級一眼レフという言葉は初めてです。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/026/002.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタα7000" />
							<p class="cap1">ミノルタα7000</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>Ｂ級一眼レフという表現は一般的では有りません。通常カメラメーカー各社は、プロ仕様のフラッグシップ機でも、ビギナー向け普及機でも競合他社に勝るトップ性能、ハイコストパフォーマンスを目指して全力投入した製品造りを行います。<br />
しかしながら、稀に「そこそこ性能で有れば良しと割り切って製品化されるカメラがあります。1985年にミノルタカメラ（現・コニカミノルタ）が発売したＡＦオートフォーカス一眼レフ「α７０００」が競合他社に与えた影響は大きく「αショック」と業界で呼ばれた程の画期的な新製品登場となりました。この「α７０００」を追撃すべくカメラ各社は一斉に一眼レフのオートフォーカス対応を行い、各メーカーの一眼レフラインナップからＭＦマニアルフォーカス一眼レフが姿を消す状況に至りました。<br />
しかしながら、その当時のヨーロッパや写真後進国の東南アジア等の地域では依然として低価格のＭＦ一眼レフの需要があり、当該需要も無視できない営業部の要請により「そこそこ性能」のＭＦ一眼レフを製品化致しました。このトップ性能を目指さない「そこそこ
性能」のＭＦ一眼レフがＢ級一眼レフで1990年前後より数多くのＢ級一眼レフが登場しました。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4 style="clear:both">具体的にはどのメーカーがどんなＢ級一眼レフを製品化したのですか、技術的に後戻りした新製品は興味深いですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/026/003.jpg" width="270" height="200" alt="ニコンFM10" />
							<p class="cap1">ニコンFM10</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ニコンは、1995年に「ＦＭ１０」という製品を発売しています。「αショック」から１０年後ですね。ニコンは機械式シャッター、真鍮ボディのＭＦ一眼レフ「Ｎｅｗ　ＦＭ２」に代表されるＦＭシリーズが有り、2001年には最終モデル「ＦＭ３Ａ」を発売していますが、「ＦＭ１０」はこのＦＭシリーズとは全く異端児のOEM製品です。<br />
「ＦＭ１０」は、プラスチックボディ、1/1000秒までの機械式シャッター、暗くて視野の狭いファインダー等々、アピールできる特徴は軽量性程度の「そこそこ性能」のＢ級一眼レフです。でも現在でも販売が継続されている貴重なフィルム一眼レフです。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>今でも販売が継続されているのですか、１７年のロングライフ製品ですね。販売累計も８０万台を超えている事は、それだけの需要をニコンは読んでいたのですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/026/004.jpg" width="270" height="200" alt="キャノンT60" />
							<p class="cap1">キャノンT60</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/026/005.jpg" width="270" height="200" alt="キャノンT50" />
							<p class="cap1">キャノンT50</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>キャノンが1990年に発売した「Ｔ６０」というＭＦ一眼レフはＢ級一眼レフですね。キャノンの一眼レフは1976年に発売した「ＡＥ－１」が「連写一眼」というキャッチコピーで大ベストセラーになりペンタックスやミノルタの後塵を拝していたキャノン一眼レフの黄金時代を迎える契機を造りました。その後発売したプロ仕様機「Ｆ－１」も注目され、ペンタックス、ミノルタを抜いてニコンと対峙する製品構成を保有する大飛躍を遂げています。<br />
また、1983年には一眼レフの新しい形として「Ｔ５０」を発売、「Ｔ５０」はグッドデザイン大賞受賞という名誉ある一眼レフになり、1986年にはハイアマチュア向け「Ｔ９０」を発売してシリーズを完成させ、ミノルタ「α７０００」対応としてＡＦオートフォーカス一眼レフ「ＥＯＳ」シリーズへの移行が始まりました。<br />
ところが1990年に突然逆戻りのＭＦ一眼レフ「Ｔ６０」を発売、「Ｔ５０」「Ｔ９０」とは全く異質のキヤノンブランドの「そこそこ性能」のＢ級一眼レフが登場しました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>キャノン「Ｔ６０」はどんな性能だったのですか。ニコン「ＦＭ１０」よりも発売時期が５年早いですが、もうＡＦオートフォーカス一眼レフ全盛時代ですよね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>キャノン「Ｔ６０」は、プラスチックボディ、絞り優先ＡＥと定点連動式マニアル測光、1/1000秒までの電子制御シャッター、35～70ｍｍの標準ズームレンズをセットした「そこそこ性能」で、海外市場の要望に応えて国内メーカーからOEM調達を行った海外専用モデルでした。<br />
キャノンの一眼レフは「Ｆ－１」「ＡＥ－１」「Ｔ５０」「Ｔ９０」のシリーズをＦＤマウントと呼ぶレンズを装着しており、ＦＤレンズ仕様の最終製品が突然登場した「Ｔ６０」になってしまった事に憤りを持ったキャノンファンが多くおられた事も聴いております。<br />
キャノンもニコンも残存したＭＦ一眼レフ市場向け製品をOEM対応した事は賢明な選択と思いますが熱心なファンにとっては面白くなかったのでしょうね。<br />
キャノンは、1991年にＡＦオートフォーカス一眼レフ「ＥＯＳ」シリーズの派生モデルとして「ＦＥ－Ｍ」を輸出専用ＭＦ一眼レフとして製品化しています。これは「ＥＯＳ」のコンセプトをベースに開発したものでOEMでは無く自社生産しております。
「Ｔ６０」をOEM調達はしたものの面白くなかったのかも知れませんね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>尾崎さんは、Ｂ級一眼レフはなにを保有されているのですか。<br />多分、沢山持っていらっしゃると思うのですが。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>この「キャノンＴ６０」「ニコンＦＭ１０」そして「オリンパスＯＭ２０００」それからOEM供給元の「コシナＣ１Ｓ」等を保有しています。「キャノンＴ６０」は国内販売が無く程度の良いカメラの入手に大変苦労しました。海外に出掛けた際は必ず中古カメラ店を覗いて探しましたが入手に２年程かかってしまいました。<br /><br />
				</p>
				
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/026/007.jpg" width="267" height="198" alt="コシナC1S" />
							<p class="cap1">コシナC1S</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/026/006.jpg" width="267" height="198" alt="オリンパスOM2000" />
							<p class="cap1">オリンパスOM2000</p>
					</div>
				</p>
				
				<br />
				
				<p>
					先日紹介したコニカの最終一眼レフ「ＴＣ－Ｘ」も典型的なＢ級一眼レフですね。<br />
また、ペンタックスが1986年から国内販売を始めたＭＦ一眼レフ「Ｋ１０００」もファインダー内情報無、プレビュー機能無、セルフタイマー無の「ないない仕様」カメラで中国生産品ですが、この「Ｋ１０００」も正真正銘のＢ級一眼レフの部類に入ります。<br />
「キャノンＥＦ－Ｍ」は現在も探していますが、ニコンがＡＦ一眼レフ「Ｆ６０１」からＡＦ機能を省いたＭＦ一眼レフ「Ｆ６０１Ｍ」の輸出仕様機「Ｎ６０００」とペッタックスのＡＦ一眼レフ「ＭＺ－３」からＡＦ機能を省いた「ＭＺ－Ｍ」は保有しております。<br />
私は「キャノンＥＦ－Ｍ」「ニコンＦ６０１Ｍ」「ペンタックスＭＺ－Ｍ」はＢ級一眼レフとは別物と評価しておりますが。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/026/009.jpg" width="267" height="198" alt="ニコンN6000" />
							<p class="cap1">ニコンN6000</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/026/008.jpg" width="267" height="198" alt="ペンタックスK1000" />
							<p class="cap1">ペンタックスK1000</p>
					</div>
				</p>
				
				<br />
				
				<h4>すごいですね、結局「キャノンＥＦ－Ｍ」以外は全部持っているという事ですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>実はそうなんです。各社の薄型パンケーキレンズを探している内に、自然？と集まってしまいました。中古のカメラ屋さんが「ハイ、尾崎さんの探し物」と取り置きしてくれるケースもあったりして、喜んでいいのか、買わされているのか。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>ところでパリのＣａｎｎｏｎって、Ｃａｎｏｎカメラでは無く大砲のＣａｎｎｏｎですよね。確かカノン砲と呼んでいる</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうです。正解です。幕末に長州藩が製造したカノン砲がパリの寺院に並べられているので夜景撮影時に写真を撮りに行ってきたのです。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>パリに長州藩の大砲が有るなんて、ドラマチックですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/026/010.jpg" width="270" height="200" alt="パリ・アンバリッドの夜景" />
							<p class="cap1">パリ・アンバリッドの夜景</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>長州藩は幕末に三浦半島の砲台警備を幕府に命じられた際に、幕府の許可を得て東京・江東区にあった長州藩屋敷で佐久間象山の指導を得て計３６門の大砲を鋳造しています。この一部が長州藩下関砲台に配備され、1863年に攘夷実行として関門海峡を航行中の仏・米商船を砲撃、翌年、英・仏・米・蘭の艦船１７隻の報復攻撃を受け長州藩砲台は破壊され、各国陸戦隊が上陸してこれを占拠しています。この時、フランスに捕獲された大砲がパリ７区にあるアンバリッドの前庭に置かれています。
アンバリッドは負傷兵の収容施設としてルイ１４世が建てた施設でナポレオンの墓があることでも有名です。トウール・ヴィル大通りに面した空堀沿いに各国から捕獲した大砲が並べられていて壮観ですよ。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>その長州藩の大砲を撮りに行ったのですか。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>夜景撮影のロケハンのついでですよ。正面右手側の２番目に毛利家の家紋入りの大砲が並んでいるので直ぐにわかります。<br />
大砲には、嘉永７年製造の十八封度（ポンド）砲、於江郡葛飾別墅鋳之（江郡・葛飾別墅でこれを鋳す）と刻まれています。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/026/012.jpg" width="267" height="198" alt="毛利家の家紋と日本文の刻み込み有り（写真右側）" />
							<p class="cap1">毛利家の家紋と日本文の刻み込み有り（写真右側）</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/026/011.jpg" width="267" height="198" alt="アンバリッドの前庭" />
							<p class="cap1">アンバリッドの前庭</p>
					</div>
				</p>
				
				<br />
				
				<h4>この長州藩の１８ポンド砲撮影に「キャノンＴ６０」を持って行かれたのですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/026/013.jpg" width="270" height="200" alt="キャノンT60" />
							<p class="cap1">キャノンT60</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>その通りです。キャノンは1933年に精機光学研究所の名前で会社設立、最初のカメラには観音様にちなんでＫｗａｎｎｏｎというブランド名を付け、その後Ｃａｎｎｏｎを経てＣａｎｏｎになったとされております。Canonには規準の意味があり、Canon Lowというとキリスト教会が定めた法を意味する威厳ある表記となり商標として相応しいとされたのでしょうね。<br /><br />
				</p>
				
				<br />
				<br />
				<br />
				
				<h4>尾崎さんの思惑が判りました。Ｃａｎｎｏｎ大砲にかけてＣａｎｏｎＴ６０ですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/026/014.jpg" width="270" height="200" alt="アンバリッドの大砲" />
							<p class="cap1">アンバリッドの大砲</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>軽量なＢ級一眼レフを一台選択する時に、被写体が大砲なのでＣａｎｏｎを選びました。正解です。<br />
このアンバリッドには、写真の様に面白い人面相の大砲があるのですよ。大砲を使う事態に怒っているのか、大砲を使って敵を攻撃して喜んでいるのか判りませんが、なかなかユニークな大砲です。ところで伊豆にも幕末の大砲がありますね。<br /><br />
				</p>
				
				<br />
				<br />
				<br />
				<br />
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/026/015.jpg" width="270" height="200" alt="韮山反射炉" />
							<p class="cap1">韮山反射炉</p>
							<img src="../img/photo/026/016.jpg" width="270" height="350" alt="韮山反射炉" />
							<p class="cap1">韮山反射炉</p>
							<img src="../img/photo/026/017.jpg" width="270" height="200" alt="復元24ポンドカノン砲" />
							<p class="cap1">復元24ポンドカノン砲</p>
					</div>
				</p>
				
				<h4>お任せ下さい、伊豆新聞の社員です。<br />
答えは、伊豆の国市・韮山の反射炉です。幕末には、韮山の他に佐賀藩、長州藩、薩摩藩等、国内８か所に反射炉がありましたが、幕府直轄は韮山一か所だけでした。<br />
韮山反射炉は、1857年に完成、オランダ砲術を学んだ高島秋帆の指導のもと韮山代官の江川太郎左衛門が中心となって鋳鉄大砲を生産しています。なかなか難しく大砲鋳造で先行した佐賀藩の指導も受けたとされています。反射炉が現存するのは韮山と山口・萩市の二か所だけです。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>さすが伊豆新聞のハピコさんですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>いや、今回のテーマから話題が韮山にふれると読んで調べておきました。韮山反射炉には（株）木村鋳造所が当時の資料に沿って忠実に復元した２４ポンド・カノン砲が展示されているのですよ。伊豆の国市、萩市、佐賀市、東京・江東区等の国内８か所に声をかけて幕末大砲サミットをやりたいですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>その時は、ハピコさんは大砲親善大使ですね、いやカノンガールかな。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>いやで～す。大砲親善大使、カノンガールなんて全然お色気がありません。ボンドガールとは大違いですよ。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ボンドガール！　年齢がわかりますよ。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					（写真、文章編集　尾崎）<br /><br />
				</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>コニカ最終フィルム一眼レフ・ＴＣ－Ｘで撮るパリのサン・マルタン運河</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/izu/2415.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2011:/original/camera//20.2415</id>

    <published>2011-09-05T01:15:06Z</published>
    <updated>2011-09-05T01:44:23Z</updated>

    <summary>パリの北東部・パリ１０区にあるサン・マルタン運河は、セーヌ川を航行する貨物船の利便性向上を目的に1802年にナポレオンが建設を決め、23年後の1825年に完成した当時の一大プロジェクトである。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ紀行編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[				<div id="travel">
					
					<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/025/002.jpg" width="270" height="200" alt="「サン・マルタン運河」PENTAX645" />
							<p class="cap1">「サン・マルタン運河」PENTAX645</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/025/003.jpg" width="270" height="200" alt="「サン・マルタン運河」PENTAX645" />
							<p class="cap1">「サン・マルタン運河」PENTAX645</p>
					</div>
					</p>
				
					<p>パリの北東部・パリ１０区にあるサン・マルタン運河は、セーヌ川を航行する貨物船の利便性向上を目的に1802年にナポレオンが建設を決め、23年後の1825年に完成した当時の一大プロジェクトである。<br />
全長4.5Kmの運河は水位差が26mもある為にパナマ運河と同様に９か所の閘門式水門で水位調整を行っている。<br />
運河沿いの歩道には、樹齢100年を越える木々が茂り、周辺のレトロな建物が叙情的な風景をかもし出す人気スポットである。サン・マルタン運河のハイライトは、フランス映画「北ホテル」（1949年、マルセル・カルネ監督）に登場する北ホテル前の二つのアーチ型歩道橋に挟まれた閘門式水門付近である。架けられてから100年以上も経過している鉄製の橋は毎年塗装され大切に維持されており、閘門式水門を通過する船舶を橋の上からのんびりと眺めるスローな時間は、贅沢な時間である。<br />
私は、このサン・マルタン運河に夜景を撮りによく訪れる。ライトアップが無く普通の街灯に頼る夜景撮影は撮影のタイミングが難しく、また一時期はホームレス対策テントが運河の両側を埋め尽くした時期もあり、パリ訪問時毎に必ず様子見に訪れる結果となった。前回は運河の撮影は出来たものの、北ホテルの外壁照明が切れていてHotel Du Nordの文字が闇に溶け込む予想外の障害があり、約半年後に北ホテルの夜景が撮影出来たという経緯がある。<br /><br />
					</p>
					
					
					<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/025/004.jpg" width="270" height="200" alt="コニカオートレックス" />
							<p class="cap1">コニカオートレックス</p>
					</div>
					</p>
				
					<p>サン・マルタン運河の昼間のロケハンに携行するフィルム一眼レフとして、今回選択した機種は、カメラ・フィルムの名門・小西六写真工業、コニカ（コニカミノルタ）の最終製品「コニカＴＣ－Ｘ」である。<br />
戦前から日本のカメラ史上に数々の名機を残した小西六写真工業・コニカは、旭光学（ペンタックス）ミノルタより遅れて1959年にファインダー交換式一眼レフ「コニカＦ」を発表して当該市場に参入している。その後、1965年には外光式露出計による世界初の自動露出一眼レフ「コニカオートレックス」を発表、このオートレックスは35mmフルサイズとハーフサイズの途中切替機能を搭載した優れものであった。<br />
					</p>
				
					<p>
1978年には、世界初のワインダー搭載一眼レフ「コニカＦＳ－１」を発売、ＦＳ－１は各社一眼レフの仕様を大きく変える歴史的製品となった。更に1983年にはコニカ一眼レフの頂点である「コニカＦＴ－１モーター」を発売、次のテーマであるＡＦ・オートフォーカスを目指すものと思われていた。<br />
しかしながら、コニカＦＳ－１を発表した1978年当時、３５ミリフィルム一眼レフ市場はニコン、キャノン、ミノルタ、ペンタックスの４社による寡占化が進んでおり、1985年にはＡＦ・オートフォーカス一眼レフ・ミノルタα７０００の大衝撃をカメラ各社が受け、オートフォーカス開発能力のないカメラ各社は一眼レフ市場からの退場を余儀なくされた。<br />
					</p>
					
					<p>
						<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/025/006.jpg" width="267" height="198" alt="コニカFT-1" />
							<p class="cap1">コニカFT-1</p>
							<br />
						</div>
					</p>
					<p>
						<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/025/005.jpg" width="267" height="198" alt="コニカFS-1" />
							<p class="cap1">コニカFS-1</p>
						</div>
					</p>
					
					<br /><br />
					
					<p>
コニカもＦＳ－１，ＦＴ－１の一眼レフが低シェアに甘んじていた事よりオートフォーカス製品開発を断念、写真後進国向けの一眼レフに軸足を移す事になった。</p>

					<p>
					<div id="p-box-r">
						<img src="../img/photo/025/007.jpg" width="270" height="200" alt="コニカTC-X" />
						<p class="cap1">コニカTC-X</p>
					</div>
					</p>

<p>
1985年、コニカ最後のフィルム一眼レフ「コニカＴＣ－Ｘ」が発売された。このＴＣ－Ｘは何んとプラスチック成型された前側と後側ボディをサンドウィッチした戦略的な普及型カメラで高級感の微塵もない製品で有った。プラスチックで挟み込んだ型の為に御菓子の「最中・もなか」に例えて「もなか一眼」の俗称が付けられた程であった。<br />
コニカの資料によれば、このＴＣ－Ｘも1987年7月に最終生産を終え、名門コニカのフィルム一眼レフは30年で幕を閉じた。名門コニカの最終製品が「もなか一眼」では寂しい限りである。<br /><br /><br /></p>
					
					<p>
					<div id="p-box-l">
						<img src="../img/photo/025/008.jpg" width="270" height="200" alt="コニカTC-Xを揃えているユーロフォト店" />
						<p class="cap1">コニカTC-Xを揃えているユーロフォト店</p>
					</div>
					</p>
					
					
					<p>このコニカＴＣ－Ｘ、輸出用としての販売実績は定かでないがパリのメトロ・シュマンベール駅前の中古カメラ店・ユーロフォトで良く見かける事があり、このカメラを見るたびに、コニカの一眼レフ開発ストーリーを想いだす次第である。<br /> 
ちなみに、私はＦＳ－１，ＦＴ－１、ＴＣ－Ｘのコニカ一眼レフを保有しており、サン・マルタン運河ロケハン用として、パリの中古カメラ店で今も頑張っているＴＣ－Ｘが最適?と勝手なストーリーから機種選択を行った。<br /> 
単純明解機能のＴＣ－Ｘはコニカ・ヘキサノン40mmパンケーキレンズとのバランスも絶妙で、ＴＣ－Ｘ片手のサン・マルタン運河散歩となった次第である。
					</p>
					
					
					<p>
						<div id="p-box-r">
								<img src="../img/photo/025/010.jpg" width="267" height="198" alt="サン・マルタン運河と北ホテル（コニカTC-X）" />
								<p class="cap1">サン・マルタン運河と北ホテル（コニカTC-X）</p>
						</div>
					</p>
					<p>
						<div id="p-box-non">
								<img src="../img/photo/025/009.jpg" width="267" height="198" alt="サン・マルタン運河（コニカTC-X）" />
								<p class="cap1">サン・マルタン運河（コニカTC-X）</p>
						</div>
					</p>

					<br /> 
					
					<p>
						<div id="p-box-r">
								<img src="../img/photo/025/012.jpg" width="267" height="198" alt="サン・マルタン運河付近（コニカTC-X）" />
								<p class="cap1">サン・マルタン運河付近（コニカTC-X）</p>
						</div>
					</p>
					<p>
						<div id="p-box-non">
								<img src="../img/photo/025/011.jpg" width="267" height="198" alt="サン・マルタン運河" />
								<p class="cap1">サン・マルタン運河</p>
						</div>
					</p>

					<br />
					
					<p>サン・マルタン運河へは、メトロ５号線のジャック・ボン・セルシャン駅からランクリー通りを北東方向に５分も歩くと運河に着き、交通のアクセスは大変良い。しかしながら、パリ中心部と比べると少々雰囲気が異なる為に一人歩き等では注意が必要である。<br /><br /> 
					</p>
					
					<p>
					<div id="p-box-l">
						<img src="../img/photo/025/013.jpg" width="270" height="200" alt="東海館・松川（写真・伊豆新聞）" />
						<p class="cap1">東海館・松川（写真・伊豆新聞）</p>
					</div>
					</p>
					
					<p>
					「北ホテル」の名前は大変イメージが良く、国内でも北ホテル○○を見かける事がある。<br /> 
著名なホテルとして「北ホテル」（盛岡）「北ホテル・小樽迎浜館」（小樽）があるが、前者はシテイホテル、後者は塩屋岬のリゾートホテルで、いずれも運河沿いのクラッシックホテルの雰囲気を期待する事は出来ない。<br /> 
筆者の御勧めは伊東市内・松川河畔の東海館、木造三階建の大正期に建築された和風旅館と松川河畔がかもしだす昭和初期の景観は、パリ「北ホテル」の景観に通じるものがある。

					</p>
					
					<p>（文・写真：尾崎　章）　</p>
					
					
					
					
				</div><!-- /travel --->]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>イエローボディのグッドデザイン防水カメラ　ミノルタ　ウェザーマチックカメラシリーズ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/izu/2331.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2011:/original/camera//20.2331</id>

    <published>2011-08-01T07:45:10Z</published>
    <updated>2011-08-01T07:44:43Z</updated>

    <summary>カメラの大敵は、水・砂塵・高熱等で、特に夏季の水辺や海辺では防水機能を備えた水陸万能カメラが欲しくなる。こうした需要に応えるべくカメラ各社は水深５ｍ程度の防水機能を備えたカメラを１９８０年頃より競って製品化している。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ紀行編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[				<div id="travel">
				
				
					<p>カメラの大敵は、水・砂塵・高熱等で、特に夏季の水辺や海辺では防水機能を備えた水陸万能カメラが欲しくなる。こうした需要に応えるべくカメラ各社は水深５ｍ程度の防水機能を備えたカメラを１９８０年頃より競って製品化している。
					</p>
					
					
					<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/024/002.jpg" width="270" height="200" alt="ウェザーマチックＡ（110フィルム用）" />
							<p class="cap1">ウェザーマチックＡ（110フィルム用）</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/024/003.jpg" width="270" height="200" alt="ベクティス・ウェザーマチック（APSフィルム用）" />
							<p class="cap1">ベクティス・ウェザーマチック（APSフィルム用）</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/024/004.jpg" width="270" height="200" alt="ウェザーマチック・デュアル３５（35mmフィルム用）" />
							<p class="cap1">ウェザーマチック・デュアル３５（35mmフィルム用）</p>
					</div>
					</p>
				
					<p>なかでも注目を集めたカメラにミノルタカメラ（現・コニカミノルタ）が発売したウェザーマチックシリーズがある。１９８０年発売のウェザーマチックＡ（110フィルム用・28.800円）１９８７年発売のウェザーマチック・デュアル３５（35mmフィルム用・39.800円）１９９７年発売のベクティス・ウェザーマチック（APSフィルム用・56.000円）の３機種で、３種類のフィルム規格に対応した防水カメラをシリーズ対応したのはミノルタカメラだけで同社の意気込みが感じられる製品展開で有った。<br />
このウェザーマチックシリーズの共通点は水深５ｍに対応する基本性能はさることながら、斬新なイエローボディを採用した事である。<br />
110ポケットフィルム用のウェザーマチックＡは、優れたデザインが米国で認められニューヨーク近代美術館に常設展示された程の高い評価を受け、国内でもAPSフィルム用のベクティス・ウェザーマチックが１９９８年度のグッドデザイン賞を受賞する等、スタイル自慢のカメラでもある。<br />
カメラ性能もなかなか優秀で、110フィルムのウェザーマチックＡは25mm F3.8のテッサータイプレンズ、35mmフィルムのウェザーマチック・デュアル３５は35mmF3.5と50mmF5.6の２焦点レンズを搭載したオートフォーカス、ベクティス・ウェザーマチックは防水カメラとしては世界初の30～50mmズームレンズを搭載していた。<br />
現在、銀塩フィルム市場の減衰により、110フィルムは２００９年９月に販売終了、APSフィルムも２０１１年１２月の販売終了によりフィルム入手が困難となるが、35mmフィルムを使用するウェザーマチック・デュアル３５はまだまだ現役である。<br />
水中での視認性を考慮したイエローボディのウェザーマチックカメラは、勿論水に浮き、水深５ｍ程度の水中写真、マリンスポーツ、海辺・水辺等の水をかぶりやすい場所での撮影等々、本来の条件下での用途はもとより街なかでも「おしゃれカメラ」として注目を集める事は必至である。
防水・防塵機能を備えた工事現場用カメラ「現場監督」等のタフさ、ヘビーデューティさも良いが、夏の「おしゃれカメラ」としては断然ウェザーマチックカメラである。<br />
こうした魅力的なカメラにも関わらず中古カメラとしての人気は低く、フィルム入手が出来ないウェザーマチックＡは1000～2000円程度、2011年末でフィルム販売が中止されるベクティス・ウェザーマチックも3000円程度、程度の良いウェザーマチック・デュアル３５でも5000円程度で購入する事が出来る。<br />
私はいつの間にかウェザーマチックシリーズ全機種を保有する事になったが、出番の多いカメラはやはり35mmフィルム仕様のウェザーマチック・デュアル３５である。<br /><br /></p>

					<p>
					<div id="p-box-r">
						<img src="../img/photo/024/005.jpg" width="270" height="200" alt="グアム・タモン湾" />
						<p class="cap1">グアム・タモン湾</p>
					</div>
					</p>
					
					<p>グアム・タモン湾の夕日撮影に出かけた時、昼間のホテルプールサイド用カメラとしてウェザーマチック・デュアル３５を携行した。<br />
					タモン湾は西に向いて開いた湾で水平線に沈む夕日が大変美しい場所で、夕日の撮影は勿論中判ブローニーフィルムカメラでのリバーサルフィルム撮影である。<br />
さて携行したウェザーマチック・デュアル３５、プールサイドでの「青い目の水着美人」を目的にとカメラとビールジョッキを両手にデッキチェアを確保したものの、前週迄のタイトスケジュールによる疲労蓄積から夕日撮影時刻ギリギリまでの完全爆睡となり、勿論ウェザーマチック・デュアル３５の出番は無かった。<br />
目覚めた時には手首に絡めていたウェザーマチック・デュアル３５のストラップが腹部にかかり、そこだけ太陽光が遮られて「見事な白線」、日焼けした腹部に白線くっきりのネガ状態となり「恥ずかしい一夏」を過ごした経験がある。<br />
ウェザーマチックカメラ、伊豆白浜海岸、下田弓が浜の白砂青松等々、美しい伊豆の海浜ロケーションにもぴったりである。<br /> 
</p>
					
					
					<p>
						<div id="p-box-r">
								<img src="../img/photo/024/007.jpg" width="267" height="198" alt="グアム・タモン湾の夕日" />
								<p class="cap1">グアム・タモン湾の夕日</p>
						</div>
					</p>
					<p>
						<div id="p-box-non">
								<img src="../img/photo/024/006.jpg" width="267" height="198" alt="グアム・タモン湾の夕日" />
								<p class="cap1">グアム・タモン湾の夕日</p>
						</div>
					</p>

					<br />
					
					<p>
						<div id="p-box-r">
								<img src="../img/photo/024/009.jpg" width="267" height="336" alt="" />
								
						</div>
					</p>
					<p>
						<div id="p-box-non">
								<img src="../img/photo/024/008.jpg" width="267" height="336" alt="グアム・タモン湾の夕日" />
								<p class="cap1">グアム・タモン湾の夕日</p>
						</div>
					</p>

					<br />
					
					<p>（文・写真：尾崎　章）　</p>
					
					
					
					
				</div><!-- /travel --->]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>キャノン４ｓｂ，ミノルタNEW ＳＲ－１　上野＆尾崎のお宝カメラはこれに決まり。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/camera/707.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.707</id>

    <published>2010-05-17T00:45:18Z</published>
    <updated>2011-08-02T04:47:47Z</updated>

    <summary>お宝カメラって何があるのかな。２８ミリ広角専用のコーワＳＷみたいのを持っているといいんですがね。興和の会社自体は明治27年（1894年）と大変古く、光学部門は昭和21年に設立され、昭和35年(1960年)に興和㈱電気光学部として組織変更されています。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<h4>今日のテーマは、お二人のお宝カメラについてですが、上野さんのお宝カメラは何ですか</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/023/002.jpg" width="270" height="200" alt="コーワSW　稀少のブラックモデル" />
							<p class="cap1">コーワSW　稀少のブラックモデル</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>お宝カメラって何があるのかな。どれもポピュラーなカメラばかりなので。２８ミリ広角専用のコーワＳＷみたいのを持っているといいんですがね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>コーワって風邪薬・コルゲンコーワのコーワですか？</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>そうなんですよ。興和の会社自体は明治27年（1894年）と大変古く、光学部門は昭和21年に設立され、昭和35年(1960年)に興和㈱電気光学部として組織変更されています。1954年に二眼レフ・カロフレックスが最初の民生用カメラで、その後は種々のカメラを生産、6×6判一眼レフ・コーワ６、レンズシャッター一眼レフ、それから先程の広角専用レンズシャッターカメラ・コーワＳＷ等、どちらかというと他社と違ってユニークなカメラを得意としていましたね。私はコーワＳＷが好きでしたね。レンズ性能はもとより、ケプラータイプという非常に凝ったファインダーを採用した事もコーワのカメラらしくて。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/023/003.jpg" width="270" height="200" alt="コーワSW　ケプラータイプファインダーもユニーク" />
							<p class="cap1">コーワSW　ケプラータイプファインダーもユニーク</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>コーワはアメリカの名門カメラメーカー・グラフレックス社にもＯＥＭ供給をしていました。グラフレックス社はスピグラの愛称で報道写真の業界標準になったスピードグラフィックが代表製品でしたが、35mmレンズシャッターカメラはコーワが造ったグラフィックジェット35が人気製品でした。<br />
上野さん推奨のコーワＳＷは1964年発売の当時としては唯一の28mmf3.2レンズを搭載した広角専用カメラでレンズ性能も中々のものでプロにも人気がありました。価格は24.000円です。当時28mmレンズは超広角レンズと定義され「単体レンズの価格で買える超広角レンズ付きカメラ」がキャッチフレーズでした。最近、何故か中古カメラ市場に出回っており、クロム仕様ボディが6万円程度、稀少モデルのブラックモデルが10万円程度の価格が付いています。上野さん青春の思い出にいかがですか。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">えっ、2万4000円が10万円ですか！お宝鑑定団ものですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/023/004.jpg" width="270" height="200" alt="キャノン4sb　上野お宝カメラ" />
							<p class="cap1">キャノン4sb　上野お宝カメラ</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/023/005.jpg" width="270" height="380" alt="キャノン4sb　セレナ--35mmf2.8付" />
							<p class="cap1">キャノン4sb　セレナ--35mmf2.8付</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>尾崎さん誘惑しないでくださいよ。<br />
私が一番大事にしたいと思っているは、キャノンのレンジファインダーカメラ4sbですね。<br />
私がレンジファインダーカメラを大好きな事は以前にもこの連載でお話ししましたが、尾崎さんがレンジファインダーカメラを1台も持っていない事を知り、びっくりしましたね。<br />
キャノン4sbですが、このカメラを一番大事にしたいな。<br />
やはり「ライカを超える」という事を目指した当時の技術陣の意気込みに脱帽しますね。<br />
機能・質感ともにいまでは造ることのできないカメラだと私は思っていますね。<br />
私はキャノン4sbにセレナーレンズ35mm f2.8を付けていますが、やはりピッタリと決まりますね。<br />
当時のキャノンは、レンズの部門がやや弱くてニッコールレンズを付けて使用する人も多かったのですが、セレナーレンズの味はいいですね。<br />
キャノン4sbはファインダー倍率も3段切り替えになっていて、相当贅沢な造りです。デジタルカメラ全盛の今日、こういったレンジファインダーカメラはもう出てこないのではないでしょうか。レンジファインダーカメラの最高峰とされるバルナックライカはどこの国でもコピー製品がつくられましたが、キャノン4sbはライカコピーとは呼びたくありません。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>上野さんは、それほどキャノン4sbに惚れ込んでいらっしゃるのですね。キャノン4sbになんだか嫉妬しますね。<br />一眼レフのお宝カメラは何ですか。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>一眼レフだったら、私はミノルタのマニアルフォーカス一眼レフのロングライフ製品・名機X700ですね。同じ時期にレンズ交換が面倒なので2台購入して、それぞれに焦点距離の異なるレンズを付けて使いました。これは贅沢なようですが楽な使い方です。カメラを交換しても違和感が全くないのですから・・・・。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/023/006.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタX-700　上野お宝カメラ" />
							<p class="cap1">ミノルタX-700　上野お宝カメラ</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/023/007.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタX-700の普及機　X-500" />
							<p class="cap1">ミノルタX-700の普及機　X-500</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>
2台の内、片方はスクリーンを方眼スクリーンに交換して使っていますが、ファインダーの見やすさ、露光制御の正確さ、レンズの色再現バランス、シャッターが優しく切れる感覚　最高ですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>上野さんの他の一眼レフも方眼スクリーンに交換してますね。水平が大切と上野さんに言われて私も水平を確認して撮影するように注意しているのですけれども、なかなか難しいですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>水平を把握していてあえて水平を崩す人はいいのですが、水平確認をせずに平気で水平の出て無い写真を撮る人は許せませんね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私もミノルタX700,500のシリーズは好きな機種で普及機のX500にオートワインダーを付けて今でも出番の多い機種の一つになっています。上野さんのX700に関するエヒソード・思い出を御紹介ください。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>私はリバーサルカラーフィルムを多用しており、リバーサルフィルムは撮影時に絞りを半絞り、または1／4絞りずつずらせと良く言われますが、これでは36枚撮りのフィルム一本で12カットしか撮れない事になってしまいます。<br />
ですから露光精度の高いミノルタX700には随分と助けられました。わずかに露光アンダーに撮れるのですが、リバーサルフィルムに適度な濃度がのって、それがまたこのカメラの魅力でもありました。<br />
御殿場で定期的に行われる陸上自衛隊の総合火力演習の取材に行った時のエピソードは以前にも紹介しましたが、周囲の報道カメラマンは全てニコンかキャノンのオートフォーカス一眼レフの重装備、そんな中でミノルタX700を2台首から下げている私は目立ちました。<br />
「この人何？」「素人が紛れ込んだ？」と怪訝な顔で注視された事がありました。<br />
動きの激しい被写体にも難なく適性露光で撮影出来、X700の実力を再認識した想い出があります。<br />
ファインダーの見え、フィルムの巻き上げ感覚、シャッターレリーズの押し具合、どれをとっても私には一級品でした。<br />
最近、安易なデジタルカメラの出番が多くなってしまいましたが、どうしても安易に撮ってしまう為に我ながら「写真が下手になった」と痛感しています。<br />
完全に仕事を離れたら、もう一度お宝のミノルタX700に戻り、じっくり「絵作り」をしたいと思っています。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>ところで尾崎さんのお宝カメラは何ですか？</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/023/008.jpg" width="270" height="200" alt="ニコンPRONEA 600i　APS1眼レフ　上野ウィルスに感染" />
							<p class="cap1">ニコンPRONEA 600i　APS1眼レフ　上野ウィルスに感染</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/023/009.jpg" width="270" height="200" alt="AGFA MATIC 4000　110ポケットカメラ　上野ウィルスに感染" />
							<p class="cap1">AGFA MATIC 4000　110ポケットカメラ　上野ウィルスに感染</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私のカメラコレクションはそれほど多くないのですが、カメラ史上に残るカメラ、いわゆる日本初・世界初の新機構を取り入れたカメラが安い値段がついて中古カメラ店で売られていると可哀想になり救済してしまうので様々な機種が増えています。<br />
また、このイズハピの上野さんとの対談でカメラウィルスに感染して購入したカメラが増えて困っています。例えば、上野さんの「時代のあだ花ＡＰＳ」の影響を受けて2台のAPSカメラを買ったり、ペンタックス110のウィルスに感染してアグファ、コダック、フジフィルムの110カメラを買ってしまいました。今までAPSカメラも110カメラも1台も持っていなかったのですからウィルスの強さは強力です。<br />
この対談を始めてから購入したカメラを数えてみたら「何と17台」にもなってしまいました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>えっ、1年間に17台も買ってしまったのですか。しまう場所だけでも大変ですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>昨年5月末に娘が結婚して一部屋空きましたのでカメラ保管庫スペースの心配は不要でした。ただ、お金の方が心配でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>レンジファインダーカメラは買いました？<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>すみません、ついにレンジファインダーウィルスにはなぜか感染しなかったもので。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/023/010.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタ　New SR-1　尾崎お宝カメラ" />
							<p class="cap1">ミノルタ　NEW SR-1　尾崎お宝カメラ</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私が保有しているカメラは、どれも愛着のあるカメラばかりですが、強いてお宝カメラを1台挙げるとすると、上野さんと同じミノルタ製の一眼レフNew SR-1ですね。
ミノルタ（ｺﾆｶﾐﾉﾙﾀ）は1958年に最初の一眼レフSR-2と普及機SR-1を発売、1965年にボディを小型軽量化した改良版のNew SR-7とNew SR-1を発売しており、このNew SR-１が私の人生を大きく変えたお宝カメラです。<br />
写真大学の当時のことで、私はミノルタSR-7を保有していましたがモノクロとカラーの撮り分けにどうしても一眼レフが2台欲しくなりましたが、アルバイト代を貯めてレンズを買うのが精いっぱいで一眼レフボディを増やす余裕はありませんでした。そんな時に当時の小西六写真（ｺﾆｶﾐﾉﾙﾀ）の奨学金制度への応募を教授から勧められました。確か数回の面接で合格となり返済不要の奨学金を頂く事が出来、その一部で購入したのがNewSR-1でボディのみで22.500円でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>確かNew SR-1は、ミノルタのTTL一眼レフSRT-101の前の機種ですよね。スマートで私も好きな機種でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/023/011.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタ　New SR-1　学生当時のレンズ構成" />
							<p class="cap1">ミノルタ　New SR-1　学生当時のレンズ構成</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうです。ミノルタSRT-101の発売が1966年ですので、その一年前ですね。<br />
ミノルタはSRT-101の1年後にSRT-101のサブ機としてシャッタースピートを1/1000秒まで対応したSR-1Sを発売しています。私はSR-7にリバーサルカラー、New SR-1にモノクロを入れて随分活用しました。今でも軽量コンパクトなNewSR-1の出番は多く、パンケーキレンズやプリセットの広角レンズを付けてサブカメラとして愛用しております。<br />
スリムで携行性が高くカメラバッグの隙間に収まって便利なのですが、シャッター音が大きいのが難点です。人ごみで「バシャ」とシャッターを切ると大抵の場合周囲の人に振り向かれます。舞台撮影を頼まれて「見せ場」で「バシャ」とやって顰蹙（ひんしゅく）を買った苦い経験もあります。確か国定忠治の「赤城の山の名場面」でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>今はデジタル一眼レフなので露出確認も即座に出来、サイレントモードが付いているので舞台写真も楽になりましたね。シャッターチャンス以外に失敗は無いでしょうね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうですね。ASA400のコダック・トライXフィルムを増感現像する舞台撮影の定番作業も昔の語り草になってしまいました。<br />
実は、お宝カメラNew SR-1にはファインダースクリーン上に製造工程で入ったと思われる小さなガラス片、多分プリズム片が混入していて撮影中にたまに顔を出すのでよ。<br />
数枚撮影している内にミラーの振動等でファインダースクリーン上を移動しながら姿を消してしまうのですが、これが実に可愛らしくて楽しいのですよ。また「この子が顔を出した時に、期待した写真が撮れる」ジンクスもありカメラのメンテナンス時にもファインダー清掃無で今日まで保護してきました。<br />
カメラと共に「この子」もお宝ですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>名前は付けてないのですか？　尾崎さんのことだから可愛い名前をつけていると思うのですが。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうでしたね。43年間も名前無しでファインダーのなかでデートしていました。早速名前をつけましょう。<br />
目的の写真が撮れてハッピーになるのでやはり「ハピコ」さんですね。<br /><br />
				</p>
				
				<br /><br />
				
<!--				<p>＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</p>
				
				<br /><br />
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/023/012.jpg" width="270" height="200" alt="" />
					</div>
				</p>
				
				<h4>みなさん、長い間「上野＆尾崎のカメラ散歩」をご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。<br />
この1年2か月の間、ハピコ役をつとめさせていただきました。カメラや写真のド素人だった（いまも？）わたしですが、少しずつ魅力を感じるようになっています。皆さんはいかがでしたか？<br />
対談中のおふたりの様子は普段と少し違って、まるで少年のようなんです！「そんなにおもしろいものなの！？」と初めは疑っていましたが、お話を聞くにつれ、わたしも「わかるような気もする」程度に成長し、今後の人生のなかでもずっとカメラが身近にあってほしいな、と思うようになりました。<br />
「カメラ散歩」はひとまず休止いたしますが、もうみなさんもご自身でカメラ・写真を楽しめるはず！おふたりのご指南は十分すぎるくらいだったのではないでしょうか。なにかわからないことがあるとき、カメラ少年たちのコメントがほしいとき、またこの連載を開いてみてください。これからのカメラライフをもっともっと楽しみましょう！！</h4>
-->]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ウィーンの中古カメラ店で購入したコダックEKTRA250・110フィルムカメラは、何と1ユーロ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/izu/694.html" />
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    <published>2010-05-06T01:05:52Z</published>
    <updated>2010-05-10T01:07:20Z</updated>

    <summary>オーストリアの首都・ウィーンはヨーロッパの名門王家・ハプスブルク家の栄光とベートーヴェン、モーツァルト、ヨハン・シュトラウス等の音楽家の足跡が残る芸術の街で、時代を超えて人々を魅了し続けている。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ紀行編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<div id="travel">
				
				
					<p>オーストリアの首都・ウィーンはヨーロッパの名門王家・ハプスブルク家の栄光とベートーヴェン、モーツァルト、ヨハン・シュトラウス等の音楽家の足跡が残る芸術の街で、時代を超えて人々を魅了し続けている。<br />
ウィーンへは、これまで印刷関連業務と写真撮影で過去3回訪問しており、昨年2009年10月には新聞関連の国際展示会と技術セミナー参加のために4回目の訪問を行っている。<br />
主目的の展示会視察と技術セミナーは2日間で終了、3日目は夜景主体の写真撮影、そして最終日は「定番」の夕方・帰国便までの市内散策である。</p>

					<p>
						<div id="p-box-r">
								<img src="../img/photo/022/003.jpg" width="267" height="198" alt="ウィーンフィルの本拠地　楽友協会ホール" />
								<p class="cap1">ウィーンフィルの本拠地　楽友協会ホール</p>
						</div>
					</p>
					<p>
						<div id="p-box-non">
								<img src="../img/photo/022/002.jpg" width="267" height="198" alt="新王宮の夜景" />
								<p class="cap1">新王宮の夜景</p>
						</div>
					</p>

					<br />

					<p>定宿は、旧市街中心のケルントナー通り裏のドンナー噴水前のホテル・オイローパ。ホテルをチェックアウトしてケルントナー通りを北へ300m程歩くとモザイク屋根のシュテファン大寺院がそびえ立つシュテファン広場に出る。このシュテファン大寺院は外壁保存工事のための修復が行われており、私は残念ながら足場の無い姿を見た事がない。</p>
					
					<p>
						<div id="p-box-r">
								<img src="../img/photo/022/005.jpg" width="267" height="198" alt="シュテファン大寺院の全景が撮れる唯一のアングル" />
								<p class="cap1">シュテファン大寺院の全景が撮れる唯一のアングル</p>
						</div>
					</p>
					<p>
						<div id="p-box-non">
								<img src="../img/photo/022/004.jpg" width="267" height="198" alt="モザイク屋根のシュテファン大寺院" />
								<p class="cap1">モザイク屋根のシュテファン大寺院</p>
						</div>
					</p>
					
					<br />
					
					
					
					<div class="right-m" style="clear:both">
						<div id="photo">
						<img src="../img/photo/022/006.jpg" width="270" height="200" alt="FOTO Elisabeth" />
						<p class="cap1">FOTO Elisabeth</p>
						</div>
						<div id="photo">
						<img src="../img/photo/022/007.jpg" width="270" height="200" alt="FOTO Elisabeth 左側のワゴンからコダックEKTRA250を発掘" />
						<p class="cap1">FOTO Elisabeth<br />左側のワゴンからコダックEKTRA250を発掘</p>
						</div>
						<div id="photo">
						<img src="../img/photo/022/008.jpg" width="270" height="200" alt="コダックEKTRA250カメラ" />
						<p class="cap1">コダックEKTRA250カメラ</p>
						</div>
					</div>
				
					<p>観光客でにぎわう広場を横切ってローテントゥルム通りをドナウ運河方面に向かい、3つ目のフライッシュマルクト通りを右に曲がってしばらく歩くとベートーヴェン等の有名人が利用した由緒あるレストラン・グリーヒェンバイスルの蔦を絡ませた14世紀の建物の前に着く。<br />
私の目的はレストランではなく、レストランの向かいにあるカメラ店・Foto Elisabeth SOYKAの中古カメラ専門店である。20m程先のライカ新品等を扱う本店を含めて同店はウィーン市内に4店舗を持ち、立地条件が良いのでウィーン訪問の度に必ずのぞく事にしている。<br />
ウィーンの中古カメラ店は鉄道の玄関口である国鉄西駅の近くにカメラミュージアムを併設、中古カメラ販売も行うカメラ店・ライカショップが有名であるが地の利では断然、Foto Elisabethである。開店直後に店内に入ると狭い店内では既に若い女性の先客がローライフレックスの商談中で、何となく居心地が悪くウィンドショッピングに切り替えるべく店から出ようとした際に入口脇ワゴンの特価品アクセサリーの中にコダックEKTRA250カメラを見つけた。<br />
コダックEKTRA250カメラはドイツ・コダックが110フィルム用としてラインナップした110カートリッジフィルムカメラの1機種で、1980 年から1983年にかけて販売されたカメラである。ワゴンから手にとって見ると外観は擦り傷も無い新品同様、ファインダーをのぞいてみると曇りが全くないクリアさでブライトフレームも鮮明である。更にシャッターをチャージしてシャッターボタンを押すと「チュッ」と軽快なシャッター音で30年を経過したカメラとは思えない状態である。価格シールを見ると「&#128;　１」と書いてある。「１ユーロ？」<br />
「10ユーロの間違い」「７か９の書き間違い」と思いながら女性客との商談が途切れを待って店主に「いくらですか」と質問する。店主はニッコリ笑って「1ユーロ」と答えてきた。130円である。10ユーロでも安い。私は「本当に1ユーロ」と再確認しながら素早くポケットから1ユーロコインを取り出して予期せぬカメラショッピングは終了した。<br />
本当は、ウインドウに展示してあった110カメラのAGFAMATIC 4000 POCKETを見たかったのだか想定外のショッピングにAGFAカメラの存在は私のメモリーから自動消去されていた。<br />
代わりに思いついたのは、買ったばかりのコダックEKTRA250によるウィーン音楽名所巡り、「あるかないか」半信半疑で少し先の本店で110フィルムの有無を問い合わせる。<br />
コダック、アグファ、フィラニア等の海外メーカーは当該フィルムの製造・販売を2008年までに終了しており、フジフィルムも2009年9月末で生産を終了しているので期待度は低かったものの予想通りの「ノー」に私の俄か企画は5分足らずで消滅した。<br />
俄か企画は消滅したものの、主役カメラを携行していたフィルム一眼レフ・ミノルタα70に置き換えて撮影を実施、夕刻のオーストリア航空便でのんびりと帰国する事が出来た。<br />
勿論、機内持ち込みのカメラバックの隙間には、定位置の様にコダックEKTRA250が収まった事は言うまでもない。</p>

					
					<div class="left-m">
						<div id="photo">
						<img src="../img/photo/022/009.jpg" width="270" height="200" alt="AGFAMATIC4000 POCKETカメラ" />
						<p class="cap1">AGFAMATIC4000 POCKETカメラ</p>
						</div>
					</div>
					
					
					<p>AGFAMATIC 4000 POCKETは、2010年2月に銀座・松屋で開催された世界中古カメラ展で程度の良い品を4000円で購入、半年かがりでコダック、アグファの110カメラを手元に揃える事になった。110フィルムは冷蔵庫に20本程のストックがありしばらくは110カメラ撮り比べが楽しめそうである。<br />
（文・写真　尾崎）</p>
					
					
					
					<div style="clear:both"></div>
					<br /><br />


					
					<div id="sam">
					
						<p>▽ウィーン音楽巡り＝尾崎撮影</p>
					
						<ul>
							<li><a href="../img/photo/022/010.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="国立オペラ座"><img src="../img/photo/022/010.jpg" alt="国立オペラ座" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/022/011.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="楽友協会ホール　ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで有名"><img src="../img/photo/022/011.jpg" alt="楽友協会ホール　ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで有名" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/022/012.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="王宮庭園のモーツアルト像　一番人気の観光スポット"><img src="../img/photo/022/012.jpg" alt="王宮庭園のモーツアルト像　一番人気の観光スポット" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/022/013.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="市立公園のヨハン・シュトラウス像　モーツアルト像に次ぐ2番人気"><img src="../img/photo/022/013.jpg" alt="市立公園のヨハン・シュトラウス像　モーツアルト像に次ぐ2番人気" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/022/014.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="同じ市立公園に有るシューベルト像　観光客の人気ゼロ"><img src="../img/photo/022/014.jpg" alt="同じ市立公園に有るシューベルト像　観光客の人気ゼロ" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/022/015.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="ベートーヴェン広場のベートーヴェン像　大きな像にも関わらず人気無"><img src="../img/photo/022/015.jpg" alt="ベートーヴェン広場のベートーヴェン像　大きな像にも関わらず人気無" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/022/016.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="楽友協会ホールの反対側に有るブラームス像　ブラームスも何故か人気無"><img src="../img/photo/022/016.jpg" alt="楽友協会ホールの反対側に有るブラームス像　ブラームスも何故か人気無" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/022/017.jpg" rel="lightbox[camera22]" title="ウィーン新市庁舎"><img src="../img/photo/022/017.jpg" alt="ウィーン新市庁舎" width="95" height="95" /></a></li>
							
						</ul>
					</div>
					
					
					
					
				</div><!-- /travel --->]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>グッドデザイン大賞のカメラ・オリンパスXA2とキャノンT50</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/izu/679.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.679</id>

    <published>2010-04-19T01:20:54Z</published>
    <updated>2010-04-22T02:49:06Z</updated>

    <summary>グッドデザイン賞は、「デザインを活用して社会全体を推し進める」事を目的にしたデザインの評価・推奨制度です。日本産業デザイン振興会が毎年「デザインに優れた製品・物事」を対象に一定数選出しています。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ紀行編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<h4>最近よくグッドデザイン・Ｇマークのついたデジタルカメラのカタログを見かけるのですが、上野さんグッドデザイン・カメラについて教えてください。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>グッドデザイン賞は、「デザインを活用して社会全体を推し進める」事を目的にしたデザインの評価・推奨制度です。日本産業デザイン振興会が毎年「デザインに優れた製品・物事」を対象に一定数選出しています。制度の創設は1975年に現在の経済産業省が創設したグッドデザイン商品選定制度が始まりです。<br />
グッドデザイン賞を受賞した製品はＧマークを付けて広告宣伝などに利用する事が出来ます。<br />
現在、デザイナーや建築家等が審査員を務め、受賞審査を行っており受賞率は約30%とされています。更に受賞製品からベスト15の金賞や特別賞などがあり、2005年以降はベスト15の中からグッドデザイン大賞が一般投票で決められています。<br />
2009年のグッドデザイン大賞は、「岩見沢複合駅舎」が受賞、2008年度はトヨタのコンパクトカー「ｉＱ」でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>２００９年度にグッドデザインを受賞したカメラは、何と10社２７機種もあります。大多数の方は驚かれる程の受賞率です。フィルムカメラも1機種受賞しておりこれも驚きです。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">２７機種ですか、すごく多いですね。デジタルカメラの新製品はすべて受賞しているのではないですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/021/002.jpg" width="270" height="200" alt="2009年グッドデザイン金賞 LUMIX GF1" />
							<p class="cap1">2009年グッドデザイン金賞 LUMIX GF1</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そんなことはありませんよ。金賞受賞は1機種でパナソニックの「LUMIX GF1C」です。パナソニックのライバル機種で宮崎あおいさんのＣＭで人気の「オリンパスEP-1」は、残念ながら金賞には選ばれませんでした。<br />
フィルムカメラは、富士フィルムの中判カメラ新製品「フジGF670 Professional」です。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>「LUMIX GF1C」と「オリンパスEP-1」は同じタイプのレンズ交換式デジタル一眼レフでデザイン的にはオリンパスも優れていると思うのですが。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>審査員コメントでは、世界最小のレンズ交換式デジタル一眼レフで時代にニーズに対応して女性のハンドバッグに入れられるハンドリングの評価。コンパクトカメラでは実現できない撮影者の表現力開放に貢献しているとしています。私も個人的には「オリンパスEP-1」が好きですね。フィルム名機の「オリンパスペンF」の文化を継承している点が評価出来ますね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/021/004.jpg" width="267" height="198" alt="2009年グッドデザイン賞 フジGF670 Professional" />
							<p class="cap1">2009年グッドデザイン賞 フジGF670 Professional</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/021/003.jpg" width="267" height="198" alt="2009年グッドデザイン賞 オリンパス EP-1" />
							<p class="cap1">2009年グッドデザイン賞 オリンパス EP-1</p>
					</div>
				</p>
				
				<br />
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>富士フィルムはフィルムカメラで頑張りますね。たしか特別賞のロングライフデザイン賞も富士フィルムが受賞していますね。6×8判の「フジGX680&#8545;　Professional」ですね。尾崎さんの持っているカメラではありませんか。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/021/005.jpg" width="270" height="200" alt="2009年ロングライフデザイン賞 フジGX680&#8546; Professional" />
							<p class="cap1">2009年ロングライフデザイン賞 フジGX680&#8546; Professional</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>いやいや、私のカメラは「フジGW670&#8545;　Professional」で観光地の写真屋さんが集合写真用に使用していた「弁当箱」とのニックネームで呼ばれていたカメラです。<br />
このカメラを三脚にセットして観光地をウロウロしているとよく同業者に間違えられました。挨拶されたりして。<br />
「フジGX680&#8546;」はアオリ機構のついた商品撮影用を主目的としたスタジオ用カメラです。「フジGX680&#8546;」はボディのみで33万円、1997年12月発売ですから13年目に入ったロングラン製品です。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>13年は素晴らしいですね。最初のモデルから数えると20年になるようでロングラン一眼レフ・ニコンＦ３，ペンタックスLXと並びましたね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>いままでにグッドデザイン大賞を受賞したカメラはあるのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/021/006.jpg" width="270" height="200" alt="グッドデザイン大賞カメラ オリンパスXA2・キャノンT50" />
							<p class="cap1">グッドデザイン大賞カメラ オリンパスXA2・キャノンT50</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/021/007.jpg" width="270" height="200" alt="オリンパスXA2" />
							<p class="cap1">オリンパスXA2</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>1981年にグッドデザイン大賞を受賞した「オリンパス　XA2」と1983年のキャノンの一眼レフ「T-50」の２機種のみです。<br />
「オリンパス　XA2」はレンズカバーがスライド・バリア型のコンパクトカメラでXAシリーズの２作目でコンパクトカメラの新しい潮流を作った名機でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>「オリンパス XA2」は専用ストロボ「A11」も受賞対象になっていますが、現在でも通用するなかなかのデザインです。<br />
私も保有していますが、D-ZUIKO 35mm F3.5のレンズが優秀で一眼レフと遜色無い写真が撮れます。34.000円でワインレッド、ブルー、ブラック等のカラーバリエーションもありました。<br />
今日、持って来ましたが、グッドデザイン大賞受賞カメラだけに今でも通用するなかなかのデザインですよね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>わつ、素敵なカメラですね。各色揃えたいですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>この「オリンパス XA2」中古カメラで余り人気が無く4.000円位から買えますよ。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>一眼レフのキャノンＴ５０はどんなカメラですか。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>「キャノンT50」も今日持って来ました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>尾崎さんは何でも持っているのですね。キャノンTシリーズは確かキャノンのベストセラー機「AE-1」(1976年)　1981年のフラッグシップ機「ニューF1」の後に登場した普及機シリーズですね。「T50」は初心者向けのフルオート機、83年に登場した「T90」はプロにも多用されたTシリーズの最高機種になりました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/021/008.jpg" width="270" height="200" alt="キャノンT50" />
							<p class="cap1">キャノンT50</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>キャノンTシリーズは従来の一眼レフのイメージを破った未来派志向の一眼レフでペンタプリズム部への社名、機種名表記が斬新な印象を与えました。この斬新デザインが受賞理由でしょうね。<br />
特に「T50」は単純明快なTTLプログラムオート専用機として誰もが一眼レフ写真を楽しめる事を製品開発コンセプトとしています。発売価格はボディのみで45.000円、35〜70mmのズームレンズ付きで80.000円と普及機としてはかなり高めの価格設定でした。<br />
私の「T50」は、2009年9月に「イズハピ」の取材を兼ねて新宿の中古カメラ店巡りをしている時に3000〜8000円特価品コーナーで見つけました。ボディのキズも無く、ファインダー及びレンズもクリアな良品が標準レンズ付きで何と3000円、グッドデザイン大賞を受賞した唯一の一眼レフをその場で救済してしまいました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>グッドデザイン大賞カメラを二台とも保有されたのですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>尾崎さんは、掘り出し物の名人ですね。<br />
しかし、3000円は安いですね。ボディもレンズも全く使用感がありませんね。ファインターもゴミ一つ無いですね。この標準レンズ・キャノンFD50mm f2も傷もチリ混入も無いですね、このレンズだけでも5000円はしますね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>いや、本当に掘り出しものです。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>キャノンは、この「Tシリーズ」の後、ハピコさんも持っているオートフォーカスの「EOSシリーズ」へと展開していくことになりますね。尾崎さんは日本の戦後カメラ史に残る名機を集めてカメラ文化を残そうとしているのではないですか。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>日本のカメラ文化を残す等、そんな高尚な目的はありませんよ。<br />
ただの「カメラ好きのおじさん」いや「老人の小遣いの範囲内」での趣味、コレクションで歴史的カメラが忘れられていくことに異論がある事は事実ですが。<br />
中判カメラでの撮影行に「今回の遊びカメラを何にしようかと」カメラ保管庫を覗くのが楽しいですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">尾崎さんは撮影行の時にかなりの台数を携行されると以前お聴きしましたが</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>海外に夜景撮影に行く時は、メーンカメラのペンタックス645&#8545;とサブカメラのニコンF6そして夜景撮影地の日中ロケハン用のデジタル一眼レフ・ペンタックスK20が基本です。これに遊び用のカメラを1台持っていきます。
雑誌「日本カメラ」のパンケーキレンズ記事を書いた時に基本構成に加えてパンケーキレンズ付き一眼レフを4台持ち込んだ時のハプニングがあります。<br />
パリ・ドゴール空港で手荷物のスーツケースが最初に手荷物カウンターから出てきて、さっさとピックアップして他の搭乗者よりも早く韋駄天走りに空港出口から出ようとしたところ。「到着便の旅客では無い怪しい人物」と思われ手荷物検査となりました。カメラバックには前述カメラが7台、密輸業者と思われたらしく「インボイス・輸出証明書」を見せろと迫られました。<br />
「私はプロ、撮影用の機材」と説明しても「こわそうな担当者」はなかなか納得しません。<br />
そうそう押し問答していると、同じ便の日本人搭乗者がにぎやかに出口を通過し始めたので「こわそうな担当者」も諦めて「しぶしぶＯＫ」となったケースがあり、これ以降、カメラは4台までに制限しています。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">カメラ7台を持っていると確かに業者に間違えられますね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>カメラバッグを開けて「Oh, You are Richman」等のジョークが聴ける楽しい空港もあるのですがね。<br /><br />
				</p>
				
				
				<br /><br /><br />
				
				<p>
					<span style="font-weight:bold; font-size:medium;">グッドデザイン大賞カメラ・オリンパスXA2で撮るドイツ　ガルミッシュ・パルテンキュルヒェン　フレスコ画の街</span>				</p>
				<br />
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/021/009.jpg" width="270" height="200" alt="ガルミッシュ・パルテンキルヒェンの夜景（ペンタックス645N&#8545;）" />
							<p class="cap1">ガルミッシュ・パルテンキルヒェンの夜景（ペンタックス645N&#8545;）</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
			ドイツの最高峰・ツークシュピッツェ（2962m）は、スイス・インスブルックとドイツのノイシュバンシュタイン城のあるフュッセンの中間にあり、ミュンヘンからローカル電車で約一時間の町・ガルミッシュ・パルテンキルヒェンから登山電車とロープウェイで山頂に登る事が出来る。ガルミッシュ・パルテンキルヒェンは夏の登山、冬のスキーと年間を通じて賑わう人口2.5万人程度のリゾート地で、このガルミッシュ・パルテンキルヒェンとひと駅隣のバイオリン産地のミッテンヴァルトはフレスコ画を描いた美しい街並みも見どころである。<br />
2009年、ツークシュピッツェ撮影のためにガルミッシュ・パルテンキルヒェンに3泊した事がある。あいにくと低気圧が停滞して3日間とも山は雲中で、それではとフレスコ画の撮影にシフトした経過がある。登山装備のためにカメラは最低限の装備で街並みスナップに大活躍したのがグッドデザイン大賞カメラ・オリンパスXA2である。<br />
目的としたドイツ最高峰の撮影は出来なかったが、フレスコ画の小さな田舎町でのんびり出来た事で満足した想い出がある。<br />
ミュンヘンから乗り換えなしの一時間、週末は特急列車も乗りいれており個人旅行も容易である。また、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンはドイツの田舎料理が安くて美味しい事も魅力である。<br />
（写真・テキスト　尾崎）<br /><br />
				</p>
				
				
					
				
					<div id="sam">
					
						<ul>
							<li><a href="../img/photo/021/010.jpg" rel="lightbox[camera21]" title="ミッテンヴァルトの街並（オリンパスXA2）"><img src="../img/photo/021/010s.jpg" alt="ミッテンヴァルトの街並（オリンパスXA2）" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/021/011.jpg" rel="lightbox[camera21]" title="ミッテンヴァルト　バイオリン・ミュージアム（オリンパスXA2）"><img src="../img/photo/021/011s.jpg" alt="ミッテンヴァルト　バイオリン・ミュージアム（オリンパスXA2）" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/021/012.jpg" rel="lightbox[camera21]" title="フレスコ画の住宅・ミッテンヴァルト（オリンパスXA2）"><img src="../img/photo/021/012s.jpg" alt="フレスコ画の住宅・ミッテンヴァルト（オリンパスXA2）" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/021/013.jpg" rel="lightbox[camera21]" title="ミッテンヴァルトの住宅（オリンパスXA2）"><img src="../img/photo/021/013s.jpg" alt="ミッテンヴァルトの住宅（オリンパスXA2）" width="95" height="95" /></a></li>
							
							
						</ul>
					</div>
					
					<div  style="clear:both"></div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>驚きのロングライフ一眼レフ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/camera/665.html" />
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    <published>2010-04-05T01:00:47Z</published>
    <updated>2010-04-05T02:26:26Z</updated>

    <summary>今日のテーマはロングライフ一眼レフカメラですが、どれぐらいのロングライフ製品があるのですか？最近のデジタルカメラは買って一年もしないうち新製品が発売されてしまい折角高いお金を出して買ったお気に入りカメラが旧型になってがっかりした経験があるのですが。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<h4>今日のテーマはロングライフ一眼レフカメラですが、どれぐらいのロングライフ製品があるのですか？　最近のデジタルカメラは買って一年もしないうち新製品が発売されてしまい折角高いお金を出して買ったお気に入りカメラが旧型になってがっかりした経験があるのですが。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/020/002.jpg" width="270" height="200" alt="オリンパスEP-1デジタル1眼レフ" />
							<p class="cap1">オリンパスEP-1デジタル1眼レフ</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/020/003.jpg" width="270" height="200" alt="往年の名機オリンパスペンF" />
							<p class="cap1">往年の名機オリンパスペンF</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/020/004.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタX-700" />
							<p class="cap1">ミノルタX-700</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>デジタルカメラはフィルムに相当するＣＣＤやＣＭＯＳセンサーという撮影素子が半年単位で新しくなるので、それに連動した新製品が発売されるといったパターンの繰り返しですね。本当に進歩が速いので30万円以上もするフラッグシップのデジタル一眼レフの性能を10万円以下のビギナー向け新製品が上回ってしまうとんでもない時代になりましたね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>特にデジタル一眼レフは各社の競争が激しいので製品ライフが極端に短いですね。<br />
例えば、2009年7月にオリンパスが発売したデジタル一眼レフ・EP-1,フィルム一眼レフの名機・オリンパスペンＦのイメージとカメラ好き女優の宮崎あおいさんのＣＭで若い女性を中心に大ヒットしましたが、何と5カ月後の2009年12月には新製品EP-2が発売されています。EP-1を買った人は相当がっかりされたでしょうね。<br />
オリンパスはEPシリーズのイメージベースとしたオリンパス・ペンシリーズを1958年から1981年までの23年間も販売しているのでフィルムカメラとデジタルカメラのギャップを自ら実証してしまいました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>私が使っていた35mmレンズシャッターカメラ・キャノネット（キャノン）も1961年から1972年のキャノネットG&#8546;まで11年間に600万台を販売したとされています。<br />
また、私が２台保有しているミノルタ（コニカミノルタ）のマニュアルフォーカス一眼レフ・X-700も19年間のロングライフ製品です。<br />
このX-700は、1981年に発売され、2000年に販売が終了しています。発売当時の価格がボディのみで63.000円、世界初の本格マルチプログラム露光制御システム搭載として1981年のヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤーを受賞した名機です。ミノルタは世界初のオートフォーカス一眼レフα7000で一世を風靡しましたがマニュアルフォーカスカメラでも高い評価を得ましたね。何と言ってもライカのフィルム一眼レフR3からR7までがミノルタのＸシリーズのライセンスを受けていた程ですので世界がその実力を認めた事になりますね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">わっ、すごいですねライカの最高級一眼レフがミノルタ製なんて、日本のカメラ技術が世界の頂点を極めた実例ですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/020/005.jpg" width="270" height="200" alt="フィルムワインダーを装着したミノルタX-500" />
							<p class="cap1">フィルムワインダーを装着したミノルタX-500</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>当時のミノルタは上野さんのX-700，フォーカスエイド方式のX-600，そして実用機のX-500の３機種をそろえて随分と頑張っていました。私もX-500を保有していますが本当に使いやすいですね。特にマニュアルフォーカス一眼レフはファインダーの見やすさが重要ファクターなのですがミノルタ独自のアキュートマットスクリーンの見やすさは定評がありました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>そうそう、ミノルタのファインダーは明るくピントの山が掴みやすかったですね。発売当初はサービスセンターでファインダースクリーンの交換まで行っていて私もスクリーンを方眼マットに交換して使いました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>少し専門的になりますが、ミノルタX-700のファインダーは倍率0,9倍、視野率95%となかなかのレベルで特にファインダーの明るさは他社一眼レフよりも半絞りは明るいと評価されていました。このミノルタのファインダー造りはミノルタα9（視野率100%、倍率0.73倍）で頂点に達し、プロ写真家が最高の折り紙をつけました。このファインダー技術はソニーのデジタル一眼レフα9に引き継がれているとされています。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>しかし、ミノルタX-700の19年はすごいですね。ただボディがエンジニァリングプラスチック製でプラスチック感が強く、カメラボディの質感が無かったのが残念でした。いつも使っている部分がテカテカに光って来て安物然としてはたはた困りました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうですね。ミノルタX-700は高級感が欲しかったですね。上野さんはX-500と最終モデルのX-370Sもお持ちですよね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>X-500はX-700のサブ機として販売終了後暫くしてから新橋の中古カメラ店に頼んで購入しましたが実用機のために程度が余り良くなく返品しました。X-370Sは2000年に国内販売されたXシリーズの最終モデルでミノルタMDレンズの活用性を考えて購入しましたがX-360という輸出モデルの国内転用機でダイヤル操作が使いにくく文字通りX-700のバックアップとしてそのまま保管しています。フィルム一本撮った程度ですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>すごいですね。バックアップまで考えてカメラを持っているなんて初めて聴きました。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>新聞社が新聞発行を止めないようにバックアップ体制を採っているのと一緒ですよ。<br />
根っからの新聞人なもので。何事もバックアップを考える習慣が身についているのですね。<br />
尾崎さん、ミノルタX-700以上のロングライフカメラは確かペンタックスLX（ペンタックス・HOYA）とニコンF3（日本光学）でしたね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうです。ペンタックスLX,ニコンF3がいずれも20年のロングラン製品です。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>20年、すごいですね。私の歳とほぼ同じだなんて。よほど基礎・基本設計がしっかりしていたのでしょうね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ハピコさん年齢を四捨五入していませんか。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/020/006.jpg" width="270" height="200" alt="ニコンF3ボディ" />
							<p class="cap1">ニコンF3ボディ</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ニコンF3は1980年に登場したフラッグシップ機で2000年に生産完了、発売当時の価格が183.000円（ボデイのみ）でした。デザインは、当時積極的に委託していたジウジアーロさんのデザインです。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>当時のニコンFシリーズは、プロ・報道写真分野を独占、キャノンはどうしても太刀打ち出来ませんでした。静岡新聞も全てニコンでしたね。<br />
ニコンF3はフラッグシップ機の華やかさはありませんでしたが、文字通り質実剛健の使い勝手の良いカメラで余りのロングセラーのために後継機種ニコンF4の販売に支障を来した程でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/020/007.jpg" width="270" height="200" alt="ペンタックスLX" />
							<p class="cap1">ペンタックスLX</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>続いてペンタックスLX。ニコンF3と同じ1980年の発売で、これもまたニコンF3と同じく2000年まで販売されました。1994年には旭光学工業60周年の記念モデルとしてチタンボディのLXチタンが追加発売されています。<br />
ペンタックスの一眼レフはミノルタと同様に大衆向け製品としての位置づけが一般的でペンタックスLXはこのイメージ脱却を目指した同社初のシステムカメラで現在のデジタル一眼レフK-7,K20で採用されている防塵・防滴ボディを始めて採用しています。<br />
華やかな特徴もなく質実剛健の性能がロングラン製品化の大きな要因になり、チタンボディは生産量が少なかったこともあり現在でも中古カメラ市場では高値で取引されている人気カメラです。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">ロングセラーカメラに失敗談はないのですか</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/020/008.jpg" width="270" height="200" alt="ペンタックスSP（スポットマチック）" />
							<p class="cap1">ペンタックスSP（スポットマチック）</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>旭光学は最初のTTLカメラ・ペンタックスSP(スポットマチック)で失敗をしました。<br />
1964年に発売したペンタックスSPは空前の大ヒットとなり同社の業績を一挙に押し上げました。同機は大衆向け一眼レフとして1974年までの10年間も販売を継続、この間に日本光学、ミノルタ等のライバルメーカーが対抗機種を開発、旭光学は後続製品のKシリーズの販売が遅れ、折角獲得したシェアを大きく落としてしまいました。<br />
ミノルタの場合は先程のX-700とオートフォーカスのα7000,α707等を並行販売、日本光学もニコンF3と後継オートフォーカスF4をやはり並行販売してヒット製品一本立ての販売政策を採っておりません。旭光学の自信過剰、油断大敵でしたね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>旭光学は販売政策では失敗をしましたがＴＴＬという造語を業界残しました。<br />
旭光学はペンタックスSPの発売からＴＴＬという用語を使いました。Through The Lensレンズを通した光を測光するという意味でしたが、米国写真業界を初めとして国内外各方面より意味が異なるとして反対されましたが、ペンタックスSPの大ヒットをバックに米国内でもＴＴＬという表現を使い続けついに世界が認知する業界標準用語にしてしまいました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">ペンタックスという社名は昨年ガラス大手のＨＯＹＡに買収されてなくなってしまいましたが「社名は消えてもＴＴＬは残る」　虎の皮のカメラバージョンですね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/020/009.jpg" width="270" height="200" alt="ニコンFM10" />
							<p class="cap1">ニコンFM10</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>全く話題にならないロングセラー一眼レフがありますよね。ペンタックスのK1000とニコンFM10で、確か尾崎さんは両方お持ちですよね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>そうです。ニコンFM10は1995年から現在も販売されている唯一のロングランフィルム一眼レフです。35〜70mmの標準ズームとハードケースがついてリストプライスは50,000円です。データによれば販売累計は80万台を超えています。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">いまどき80万台も売れているフィルム一眼レフがあるんですね。驚きです。<br />
しかも皮ケース付き、皮ケースって昔の革ケースですよね。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/020/010.jpg" width="270" height="200" alt="ニコンFM10とOEMベースのコシナC1S" />
							<p class="cap1">ニコンFM10とOEMベースのコシナC1S</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/020/011.jpg" width="270" height="200" alt="ペンタックスK1000" />
							<p class="cap1">ペンタックスK1000</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ニコンFM10は写真後進国向けのカメラで、電池が無くても撮れる機械式シャッターとマニュアルフォーカス、そして大切な財産であるカメラを守る皮ケースが必須条件なのです。<br />
電池がないとシャッターが作動しない電子制御のカメラは嫌われます。リコーのRX-8シリーズ、オリンパスのOM2000,ヤシカのFXスーパー等、写真後進国向けに1990〜5年頃に供給された同一仕様カメラの唯一の生き残りがニコンFM10になります。これらのカメラはいずれも国内カメラメーカー・コシナのOEM製品のため、基本仕様は共通でした。
<br /><br />
ペンタックスのK1000も電池不要の機械式シャッター、マニュアルフォーカスのカメラですがコシナOEMでなくペンタックスが中国工場で生産して1975年から海外で販売、国内は1986年から販売を行いました。このカメラは1997年まで生産しましたので21年のロングラン製品になりました。ベースモデルのペンタックスK2(1975年発売、72.000円)からセルフタイマー無、プレビュー機能無、ファインダー内情報無等、徹底的な「無い無いづくし」のカメラでしたが「写す機能だけの潔さ」が良かったのでしょうか予想外のロングラン製品になりました。<br />
天体写真のマニアに人気があったとも聴いております。
<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>そうですね。天体写真は望遠鏡に一眼レフをセットして１〜２時間の長時間撮影を行うので電子シャッターのカメラは電池の消耗が激しく、また山頂等の寒冷地撮影も多いので電子カメラが苦手とする分野ですね。<br />
私も息子が天体撮影を始めた時にミノルタのメカニカル一眼レフを買わせましたが、高感度フィルムを詰めて富士山の五合目とか北アルプスに寝袋を持って出掛けていました。<br />
空気が澄む秋から冬に出掛けるのでカメラよりも本人が凍死しないかと親は大変でした。<br />
しかし、ニコンのFM10現役は素晴らしいですね。もっともニコンマニアはFM2,ニューFM2,FM3Aと続くFMシリーズに異母機のFM10を入れていいか悩んでいる人もいると聴いた事がありますが。<br />
マニュアルカメラが無くなって写真学校も困っているらしいですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">えっ、写真学校はマニュアルフォーカスの一眼レフでないといけないのですか？</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/020/012.jpg" width="270" height="200" alt="オリンパスOM2000" />
							<p class="cap1">オリンパスOM2000</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>写真学校各校では学生が保有する一眼レフの条件としてピントも露出もマニュアルを基本としてきました。2000年まではニコンF3,FM2,ミノルタX-700,X-370S,ペンタックスMZ-M,オリンパスOM2000等がありましたが2000年以降になると頑張っていたミノルタX-370S,ペンタックスMZ-Mがなくなり、期待されたニコンFM3Aも2006年終了と短命に終わってしまいニコンFM10以外に選択肢がなくなっています。<br />
このため、写真学校はフィルム一眼レフであれば何でも可と大幅条件緩和を強いられたようです。現在販売されているフィルム一眼レフはオートフォーカスも含めてニコンF6,FM10,キャノンEOS-1V,の３機種を残すのみとなってしまいました。（ｹﾝｺｰﾌﾞﾗﾝﾄﾞを除く）<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/020/013.jpg" width="270" height="200" alt="現役フィルムフラッグシップ1眼レフ・F6" />
							<p class="cap1">現役フィルムフラッグシップ1眼レフ・F6</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ニコンのFM3Aは残念でした。2001年に登場して期待したのですが2006年に生産を終了してしまいました。高級デジタル一眼レフやニコンのフラッグシップ一眼レフF6､キャノンEOS-1V等がマグネシウム合金ボディを採用する時代の流れに反し、真鍮プレスにクロムメッキと徹底した「こだわり」製品だけにロングライフ製品化を楽しみにしていたのですが本当に残念でした。ニコンが期待した程に販売実績が挙げられなかったのでしょうね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>フィルム一眼レフがなくなると騒いでいた人達が「FM3Aは素晴らしい」と言ってるだけで、買わなかったのでしょうね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>同感です。マニアはもっとフィルムを、フィルムカメラを使って欲しいですね。<br />
プロもライフワークの分野ではフィルムを使って欲しいですね。最後の望みは若い女性のフィルムカメラ回帰、フィルム志向に期待したいですね。日本の元気な若い女性に。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">お二人のカメラ談義が終わりそうもありません。今日はここまで。</h4>
				
				<br />
				
					<div id="sam">
					
					<p>▽ミノルタX-700＝上野撮影</p>
						<ul>
							<li><a href="../img/photo/020/s03.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="満開のサクラ＝静岡市の県立美術館"><img src="../img/photo/020/s03s.jpg" alt="満開のサクラ＝静岡市の県立美術館" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/s10.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="サクラの下で散歩＝静岡市の県立美術館"><img src="../img/photo/020/s10s.jpg" alt="サクラの下で散歩＝静岡市の県立美術館" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/s18.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="サクラを撮る人、それを撮る人＝静岡市の県立美術館"><img src="../img/photo/020/s18s.jpg" alt="サクラを撮る人、それを撮る人＝静岡市の県立美術館" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/s25.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="お堀端のサクラ＝駿府公園"><img src="../img/photo/020/s25s.jpg" alt="お堀端のサクラ＝駿府公園" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/s35.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="満開のサクラ＝駿府公園"><img src="../img/photo/020/s35s.jpg" alt="満開のサクラ＝駿府公園" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/s36.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="顔にかかる花びら＝駿府公園"><img src="../img/photo/020/s36s.jpg" alt="顔にかかる花びら＝駿府公園" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/s31.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="整備された花壇＝駿府公園"><img src="../img/photo/020/s31s.jpg" alt="整備された花壇＝駿府公園" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/t03.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="初夏の日比谷公園"><img src="../img/photo/020/t03s.jpg" alt="初夏の日比谷公園" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/t05.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="日陰で読書＝日比谷公園"><img src="../img/photo/020/t05s.jpg" alt="日陰で読書＝日比谷公園" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/t09.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="日比谷公園の噴水"><img src="../img/photo/020/t09s.jpg" alt="日比谷公園の噴水" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/t13.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="ビル街の一角で＝東京・日比谷"><img src="../img/photo/020/t13s.jpg" alt="ビル街の一角で＝東京・日比谷" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/t11.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="ビル街の中庭＝東京・日比谷"><img src="../img/photo/020/t11s.jpg" alt="ビル街の中庭＝東京・日比谷" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/020/t12.jpg" rel="lightbox[camera20]" title="ビル街の中庭＝東京・日比谷"><img src="../img/photo/020/t12s.jpg" alt="ビル街の中庭＝東京・日比谷" width="95" height="95" /></a></li>
							
						</ul>
					</div>
					
					<div  style="clear:both"></div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>パンケーキレンズ総集編・パンケーキレンズで撮るパリ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/izu/647.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.647</id>

    <published>2010-03-23T00:23:39Z</published>
    <updated>2010-04-01T04:00:27Z</updated>

    <summary>標準レンズの分類に一眼レフの携行性向上を目的とした焦点距離40〜50mmの薄型レンズ群がある。パンケーキのように薄いことから「パンケーキレンズ」の愛称で呼ばれる。これらのレンズは1964年に当時のミノルタカメラが同社の一眼レフ・SRシリーズ用として商品化したロッコールTD45mm f2.8が皮切りである。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ紀行編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<p>標準レンズの分類に一眼レフの携行性向上を目的とした焦点距離40〜50mmの薄型レンズ群がある。パンケーキのように薄いことから「パンケーキレンズ」の愛称で呼ばれる。これらのレンズは1964年に当時のミノルタカメラが同社の一眼レフ・SRシリーズ用として商品化したロッコールTD45mm f2.8が皮切りである。<br />
続いてGNオートニッコール45mm f2.8(日本光学・ニコン　1969年)，SMCペンタックスM40mm f2.8 (旭光学工業・ペンタックス・HOYA 1976年)、ヘキサノンAR40mm f1.8(小西六写真・コニカミノルタ　1979年)、テッサー45mm f2.8 (京セラ　1983年)、XRリケノン45mm f2.8 (リコー　1993年)、Aiニッコール45mm f2.8P (ニコン　2001年)、フォクトレンダーウルトロン40mm f2 (コシナ　2007年)等がフィルム一眼レフ用として登場している。<br />
またデジタル一眼レフ用として、2006年に登場したペンタックスDA21mm f3.2 、2009年にはオリンパスからMズイコーデジタル17mm f2.8が発売され、デジタル一眼レフの環境でも単焦点パンケーキレンズの魅力を楽しむことが出来るようになっている。<br />
パンケーキレンズの魅力は携行性の他に、35mmフィルムの画面サイズ24×36mmの対角線43mmに近い焦点距離が再現する自然な画角にある。特に各社のレンズ設計陣が多少の遊び心も加味して薄型レンズ設計に挑戦しているために名品と称される優秀レンズが多いことも魅力の一つである。<br />
例えば、2001年に登場したAiニッコール45mmは1969年のGNオートニッコール45mmのリメイクではなく全く新しいコンセプトで設計され卓越した描写特製を具現化すると共に「金属鏡胴」「專用UVフィルター」「専用レンズキャップ」「ふじつぼ型金属フード」等徹底的にフィルム一眼レフファン心理をくすぐる極め付けの「こだわりレンズ」で発売後８年を経過した現在でも中古市場で人気の高いレンズとなっている。<br />
私は学生当時からロッコールTD45mmをミノルタNEW SR-1と組み合わせて愛用していたが、前述Aiニッコール45mmを発売と同時購入した時に「パンケーキウィルス」に感染、短期間に全てのパンケーキレンズを購入する重症患者になった。<br />
ミノルタ一眼レフ一辺倒だった私にとって各社パンケーキレンズの購入は他社一眼レフボディも揃えることを意味し、各社の'MFマニュアルフォーカス一眼レフ最終製品と組み合わせたパンケーキシステムを構築した。<br />
これらのパンケーキシステムは、ライフワークの「パリ夜景」の撮影行時にサブカメラ・ニコンF6のサブとして一台ずつ交替でカメラバッグの片隅に挿入して出掛けている。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/002.jpg" width="267" height="198" alt="ノートルダム寺院とセーヌ川夜景" />
							<p class="cap1">ノートルダム寺院とセーヌ川夜景</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/001.jpg" width="267" height="198" alt="フィルム1眼レフ用各社パンケーキレンズ" />
							<p class="cap1">フィルム1眼レフ用各社パンケーキレンズ</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">ロッコールTD45mm f2.8</h4>
				
				<p>ミノルタの一眼レフ・SRシリーズの廉価版として商品化され、1964年当時の価格は何と9.700円、ミノルタはロッコールQE35mm f4広角、ロッコールTC135mm f4望遠と組み合わせた低価格セットをラインナップしている。<br />
学生アルバイトの最初の給料でこれらのレンズを揃え、パトローネ無しの低価格フィルム・コニパンSSイージーローディングを大量に使った思い出がある。<br />
ロッコールTD45mmが発売された当時はパンケーキレンズの呼称は無く、ボディキャップ替わりと酷評され販売は伸び悩み、TTL一眼レフ・SRT101の登場によるメーター連動ピンがついたMCロッコールへの製品シフトに伴って姿を消している。<br />
もともと販売量が少ないロッコールTD45mmはパンケーキレンズブーム時に45.000円程度で中古カメラ店に並んでいたが、最近では見かける事も稀な「レア製品」になっている。<br />
低価格レンズとはいえ、ロッコールレンズの特徴である色再現性とテッサータイプレンズのクリアさ、そして高いシャープネスが魅力である。ロッコールTD45mmと組み合わせるボディは、勿論ミノルタNEW SR-1である。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/004.jpg" width="267" height="198" alt="ノートルダム寺院とセーヌ河畔" />
							<p class="cap1">ノートルダム寺院とセーヌ河畔</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/003.jpg" width="267" height="198" alt="ロッコールTD45ミリとミノルタNEW SR-1" />
							<p class="cap1">ロッコールTD45ミリとミノルタNEW SR-1</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">Aiニッコール45mm f2.8P</h4>
				
				<p>2001年のマニュアルフォーカス一眼レフ・FM3Aの標準レンズとして発売されたレンズで1969年のGNニッコール45mmのリメイクでは無く全く新設計のテッサータイプ・パンケーキレンズである。<br />
Aiニッコール45mmはオートフォーカス、デジタル一眼レフ用レンズに多用されているプラスチック鏡胴ではなく「金属鏡胴」を採用、更に「専用フィルター」「専用レンズキャップ」「専用ＵＶフィルター」「金属製ふじつぼ型フード」と徹底的にファン心理をくすぐる物づくりに徹したレンズで発売当時から48.000円の価格にプレミアがついた程の人気レンズである。<br />
最新パンケーキレンズだけにレンズ性能も秀でており、ニコンのフラッグシップ一眼レフ・F6やデジタル一眼レフとの組み合わせも楽しめる性能を有している。このAiニッコール45mm用のボディにはNew  FM2を選択、New FM2のシルバーボディとの組み合わせはベストマッチングで、デジタル一眼レフ・オートフォーカス一眼レフでは得られない金属カメラの美しさも堪能している。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/006.jpg" width="267" height="198" alt="ビルアケム橋とエッフェル塔" />
							<p class="cap1">ビルアケム橋とエッフェル塔</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/005.jpg" width="267" height="198" alt="Aiニッコール45ミリとニコンNew FM2" />
							<p class="cap1">Aiニッコール45ミリとニコンNew FM2</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">Ｔ＊テッサー45mm f2.8</h4>
				
				<p>ロッコール45mm, Aiニッコール45mmとテッサータイプのパンケーキレンズが揃うと「どうしても欲しくなる」のが本家カールツァイスのテッサーレンズである。<br />
ギリシャ数字の「4」を語源とするテッサーレンズは、カールツァイスが開発した3群4枚構成レンズの名称でカールツァイス以外のメーカーは「テッサータイプ」と称して競って製品化した優秀レンズ構成の代名詞的存在である。1982年に京セラが製品化したテッサー45mm f2.8はＴ＊（Ｔスター）マークを付けた「本家テッサーレンズ」で発売価格は37.000円である。このレンズは生産本数も多い事から程度の良い中古レンズを容易に購入する事が可能で、私は東京・早稲田のコンタックス専門店で新品同様品を購入する事が出来た。<br />
Ｔ＊テッサー45mmと組み合わせるボディとしては、京セラが1993年に「根強い海外のYASHICAブランド志向」に応えて商品化したヤシカFXスーパー2000の逆輸入品を選択した。露出計用以外の電池が不要のFXスーパー2000は発売当時、「電池不要のサバイバル一眼レフ」というキャッチコピーが付けられていた記憶がある。このカメラはニコンFM10同様に国産メーカー・コシナのOEM製品だが430gの軽量ボディと80gのパンケーキレンズの組み合わせはハンドリングも良く手軽さも魅力である。勿論、「写り」はテッサー品質を楽しむことが出来る。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/008.jpg" width="267" height="198" alt="冬枯れのボージュ広場" />
							<p class="cap1">冬枯れのボージュ広場</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/007.jpg" width="267" height="198" alt="Ｔ＊テッサー45ミリとヤシカFXスーパー2000" />
							<p class="cap1">Ｔ＊テッサー45ミリとヤシカFXスーパー2000</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">XRリケノン 45mm f2.8</h4>
				
				<p>1993年のカメラ雑誌でXRリケノン45mmの存在を知った。リコーが同社のマニュアルフォーカス一眼レフ・XR-7 MK2と同時に発売したテッサータイプのパンケーキレンズで発売当時の価格は9.200円。同時にXRリケノン28mm f3.5という広角パンケーキレンズも発売している。被写界深度目盛も省略したプラスチック鏡胴のXRリケノン45mmの重量は僅か55gと最軽量パンケーキレンズである。XR-7,XR-8,XR-8スーパーと続く同社一眼レフは写真後進国向けをターゲットとし、国内販売に余りウェイトを置かなかった事もあり当該レンズの供給本数も少なく2006年に新宿西口の中古カメラ店で漸く新品同様品を購入した経緯がある。このレンズの描写性能は大人気のGRシリーズ・デジタルカメラのリコーレンズだけに十分満足できる性能で、XR-8ボディと組み合わせてレンズ＋ボディ465gのコンパクトカメラ並みの軽量一眼レフの魅力を満喫している。目下、広角パンケーキXRリケノン28mmを捜索中である。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/010.jpg" width="267" height="198" alt="サンマルタン運河と北ホテル（中央建物）" />
							<p class="cap1">サンマルタン運河と北ホテル（中央建物）</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/009.jpg" width="267" height="198" alt="XRリケノン45ミリとリコーXR-8" />
							<p class="cap1">XRリケノン45ミリとリコーXR-8</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">ズイコーオートS 40mm f2</h4>
				
				<p>ズイコーオートS 40mm f2はオリンパス・フィルム一眼レフの最高機種であるOM-4とともに1983年に発売されたパンケーキレンズで6群6枚構成の準広角パンケーキレンズである。6群6枚の本格レンズ構成にも関わらずレンズ長25mm、最短撮影距離30cm、開放F2というスペックが魅力である。レンズ構成、金属鏡胴より重量が140gと少し重めとなったが、ずっしりした重量感も高性能が期待できる頼もしさを醸し出している。<br />
カメラ雑誌等で描写特性に関する評価がいま一つの記事を目にするが故・米谷美久さんのオリンパスが製品化した自信作でカラーバランスも含めて十分満足できる性能である。<br />
このレンズのライバルには1979年発売のコニカヘキサノンAR40mm f1.8があり、明るさ、価格面ではヘキサノンに一歩譲るものの市場人気は非常に高くハーフサイズ一眼レフ・オリンパスペンFシリーズ用のパンケーキレンズ・ズイコーオートS 38mm F2.8と共に幻の存在と呼ばれる程の超人気レンズとなっている。このため、発売価格22.000円の2〜3倍の中古価格で取引されている。<br />
ズイコーオートS40mmと組み合わせたボディは1997年発売のOM2000、オリンパスが東欧・東南アジア等の写真後進国市場向けに製品化したフルメカニカル・マニュアルフォーカス一眼レフの最終製品である。ニコン、リコー、ヤシカ同様のOEM製品であるが平均測光／スポット測光切替機能を搭載したガンメタリックの美しいボディである。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/012.jpg" width="267" height="198" alt="ルーブル美術館とカルーゼル凱旋門" />
							<p class="cap1">ルーブル美術館とカルーゼル凱旋門</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/011.jpg" width="267" height="198" alt="ズイコーオートS40ミリとオリンパスOM2000" />
							<p class="cap1">ズイコーオートS40ミリとオリンパスOM2000</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">ヘキサノンAR40mm f1.8</h4>
				
				<p>ヘキサノンAR40mmF1.8は世界初のオートワインダー内蔵一眼レフ・コニカFS-1の標準レンズとしてカメラ本体と共に1979年に発売された準広角パンケーキレンズである。<br />
レンズ構成は5群6枚の変形ガウスタイプで1983年発売のオリンパス・ズイコーオートS 40mm f2がライバル製品である。このヘキサノンAR40mmはFS-1の後継機種FT-1、FC-1の標準レンズとしてセット販売されている事より中古市場での流通量も多く1万円程度で程度の良い製品を入手することが可能である。<br />
私がヘキサーAR40mmと組み合わせて使用しているボディは1983年発売のFT-1、露光補正機能を充実させたFT-1はコニカ一眼レフの中で最も完成度が高いと評価されているだけに発売後25年を経過した今日でも駆動音が気になる程度でどっしりしたボディの使い勝手はなかなか良い。<br />
話題が横道にそれるが、1985年に発売されたコニカ一眼レフの最終製品・TC-Xは前後２枚のプラスチックを張り合わせた最中構造のチープな製品で後進国向けに細々と出荷され1989年に生産終了、コニカの一眼レフの30年にわたる歴史が幕を閉じている。私は何故かこのチープなTC-Xに哀愁を感じ2006年に程度の良いものを購入している。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/014.jpg" width="267" height="198" alt="映画、CM撮影に登場するビルアケム橋" />
							<p class="cap1">映画、CM撮影に登場するビルアケム橋</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/013.jpg" width="267" height="198" alt="ヘキサノンAR40ミリとコニカFS-1" />
							<p class="cap1">ヘキサノンAR40ミリとコニカFS-1</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">SMCペンタックスM40mm f2.8</h4>
				
				<p>クイックリターンミラー、ＴＴＬ測光等の先進技術を世界に先駆けて開発した旭光学工業（ペンタックス・ＨＯＹＡ）が1976年に発売した小型軽量一眼レフ・ペンタックスMEと同時に発売されたKマウントの代表的なレンズがSMCペンタックスM40mm f2.8である。<br />
レンズ構成は4群5枚、レンズマウント部からレンズ先端までの厚みが18mmと超薄型パンケーキレンズである。<br />
このレンズの実力は非常に高く開放絞りから水準を超える解像性を示し、色再現も申し分無いカラーバランスを有している。問題点と言えば、最短撮影距離が60cmと長い事とレンズが余りに薄いためにフォーカスリングの幅が約2mmと極端に細くなり操作性が低下するという贅沢な問題点である。<br />
SMCペンタックスM40mmと組み合わせるボディには、ペンタックスKMからセルフタイマー、プレビュー機構を省いた輸出モデル・K1000を選択した。なんと1976年から1997年までの21年間販売されたロングランモデルでペンタックスの伝統が感じられるデザインが気に入っている。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/016.jpg" width="267" height="198" alt="チュイルリー公園とリボリ通" />
							<p class="cap1">チュイルリー公園とリボリ通</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/015.jpg" width="267" height="198" alt="SMCペンタックスM40ミリとペンタックスK1000" />
							<p class="cap1">SMCペンタックスM40ミリとペンタックスK1000</p>
					</div>
				</p>
				
				<div style="border-bottom:solid #dddddd 1px; margin-bottom:30px; margin-top:40px;"></div>
				
				<h4 style="clear:both">フォクトレンダーウルトロン40mm f2</h4>
				
				<p>2007年12月にコシナがニコンAi-SとペンタックスKAマウント用として発売したパンケーキレンズ。Aiニッコール45mm f2.8Pと同様に「金属鏡胴」「ふじつぼ・ドーム型フード」25cmまで接写できる「クローズアップレンズ」等々、パンケーキファンを魅了する内容である。Ai-Sニッコールタイプは、CPU内蔵型のためにニコンカメラの各種露出機能にもオートで対応できる事も大きな魅力である。<br />
5群6枚構成のレンズは開放絞りよりシャープネスが高く、クリアな再現性はズームレンズに慣れた今日、一段階異なる画質に気づく程の性能で50.000円の価格に十分見合ったものである。フォクトレンダーウルトロン40mmに組み合わせるボディとしては、輸出モデル・ニコンN6000を選択した。ニコンN6000はF601からオートフォーカス機能とストロボを省略したモデルで、国内ではF601Mの名称で1990年から65.000円で販売された。最新パンケーキレンズと高機能マニュアルフォーカスボディとの組み合わせはベストマッチングで、フォーカシングに集中できる撮影の妙を満喫している。<br /><br /></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/019/018.jpg" width="267" height="198" alt="オルセー美術館の模写シーン" />
							<p class="cap1">オルセー美術館の模写シーン</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/019/017.jpg" width="267" height="198" alt="フォクトレンダーウルトロン40ミリとニコンN6000" />
							<p class="cap1">フォクトレンダーウルトロン40ミリとニコンN6000</p>
					</div>
				</p>
					
					
				<p><br />（写真・文　尾崎）</p>
				
					<div  style="clear:both"></div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>二眼レフの思い出　やはりミノルタ・オートコード</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/camera/584.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.584</id>

    <published>2010-03-08T00:48:05Z</published>
    <updated>2010-03-08T01:18:07Z</updated>

    <summary>二眼レフの正式な定義はありませんが、「同じ焦点距離のファインダー用ビューレンズと撮影用レンズを有し、撮影サイズとほぼ同等のファインダースクリーンを有するレフレックスカメラ」という表現が一般的とされています。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<h4>今回は二眼レフの思い出というテーマですが、二眼レフは上から覗くカメラですか？</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/016/000.jpg" width="270" height="200" alt="撮影用レンズ（左）とビューレンズ（右）の2階だてカメラ" />
							<p class="cap1">撮影用レンズ（左）とビューレンズ（右）の2階だてカメラ</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/016/001.jpg" width="270" height="200" alt="ローライコード" />
							<p class="cap1">ローライコード</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/016/002.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタフレックス（1937年）" />
							<p class="cap1">ミノルタフレックス（1937年）</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/016/003.jpg" width="270" height="200" alt="リコーフレックス" />
							<p class="cap1">リコーフレックス</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>そうです。上がピント合わせ用のビューレンズ、下が撮影レンズの二階建てカメラで二眼レフという形式が完成したのは1929年・昭和4年にドイツのフランケ＆ハイデック
社が造ったローライフレックスとされています。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>二眼レフの正式な定義はありませんが、「同じ焦点距離のファインダー用ビューレンズと撮影用レンズを有し、撮影サイズとほぼ同等のファインダースクリーンを有するレフレックスカメラ」という表現が一般的とされています。
今、上野さんが説明された通りに二眼レフの原型は1929年のローライフレックスとされ、戦後我が国でブームになった二眼レフは1933年に発売されたローライコードの模倣から始まっています。<br />
日本最初の二眼レフは1937年に発売されたミノルタフレックス（モノタ合資会社・ミノルタ）プリンスフレックス（深田商会）の２機種でどちらが早かったかは明確でありません。<br />
二眼レフのブームは何と言っても1950年に5800円で発売されたリコーフレックス&#8546;型でリコーはローライフレックス型ではなく撮影レンズ、ビューレンズの前玉レンズをギァで噛み合わせてピント合わせを行うコダック方式を採用して大幅コストダウンに成功しています。発売当時、銀座のリコー前にリコーフレックスを買い求める長蛇の列が出来たという記録もあります。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>何で３５ｍｍカメラでは無く、二眼レフだったのですか？</h4>
	
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>戦後、すなわち1947年からカメラメーカー各社がカメラの生産を再開しました。<br />
小西六写真のコニカⅠ型、東京光学（トプコン）のミニヨン等がその代表です。<br />
ところが1948年に米駐留軍司令部（ＧＨＱ）が不足していたレントゲンフィルムの生産を優先するために一般用35mmフィルムに規制を設けました。その結果、カメラメーカー各社は規制適用外の120フィルム（ブローニー）を使うカメラの生産に重点を置き、技術的にも簡単な二眼レフの生産に各社が一斉に取り掛かりブームとなった次第です。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>一説では１２０種以上の銘柄があり、ＡからＺまですべてのアルファベット頭文字の二眼レフが存在したと良く言われています。実際はＪ，Ｕ，Ｘが欠番だったようです。
大手カメラメーカーもオリンパス光学、小西六写真（コニカ）、東京光学（トプコン）、理研光学（リコー）、富士写真フィルム、千代田光学（ミノルタ）、栗林写真（ペトリ）、八洲光学（ヤシカ）、マミヤ光機、興和精機等が競って参入、二眼レフを造らなかったのは日本光学とキャノンの二社だけでした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>中でも気になるのが富士写真フィルム、1954年にフジカフレックス・オートマットというローライフレックス追随でもない独自思想のオリジナリティの高い魅力的な二眼レフをなんと65.000円で発売しました。<br />
このカメラは二眼レフの名機として高い評価を受けましたが何故かこの１機種だけで当該市場から撤退してしまいました。生産台数も少なく中古市場でも幻的な存在になっています。このお正月に銀座の中古カメラ店で30万円のフジカシックスを見つけました。<br /><br />
				</p>
					
				<h4>すごいですね。そんなに高い値段が付いているのですか。上野さん、尾崎さん、買っておけばよかったですね。<br />また種類もＡからＺまであったのもびっくりですね。ところで上野さん、尾崎さんは何をお持ちなのですか？</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>安価だったリコーフレックス1台だけですね。私は本格的な二眼レフを持ってないのですよ。よく借りて使いましたがファインダー映像が左右逆でなかなか慣れず動きのある被写体を撮るときに苦労した経験があります。<br />
また6×6cmの正方形の画面サイズはフレーミングが難しく風景を撮影するときに入れたくない空が入ってしまい困りました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/016/005.jpg" width="267" height="198" alt="ライトパンSSフィルム（ボルタ判）" />
							<p class="cap1">ライトパンSSフィルム（ボルタ判）</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/016/004.jpg" width="267" height="198" alt="ミューズフレックスとボルタ判フィルム" />
							<p class="cap1">ミューズフレックスとボルタ判フィルム</p>
					</div>
				</p>
				
				<br />
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私は以前にもお話した様に小学生の時にクリスマスプレゼントで貰ったミューズフレックスというボルタ判の二眼レフを使っていましたので二眼レフのフレーミングには慣れていました。使用するボルタ判のフィルムは1995年頃に無くなってしまいましたが、35mmフィルムとフィルム幅が同じなのでボルタ判のリーダーペーパーがあれば35mmフィルムを張り付けて使用できます。先日インターネットでライトパンSSという当時のフィルムを入手しましたので早速試してみようと思っています。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">今でも二眼レフは生産、販売されているのですか？</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/016/006.jpg" width="270" height="200" alt="マミヤC330プロフェッショナルS" />
							<p class="cap1">マミヤC330プロフェッショナルS</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ローライフレックス2.8GXとローライフレックス2.8FXの二機種が今も販売されています。メーカーの名前はローライ・フォトテクニック社に変わっていますが。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>国産の最終製品は二眼レフとして世界で唯一レンズ交換を可能としたマミヤＣシリーズのC330プロフェッショナルSで1994年に販売が終了しています。<br />
マミヤCシリーズの最初の二眼レフは1957年発売のため、何と37年間もマミヤCシリーズが継承されたことになります。<br />
確かマミヤ光機の創設者・間宮精一氏は伊豆・大仁の出身でしたね。<br />
下田の下岡蓮杖、大仁の間宮精一、伊豆は日本の写真文化に貢献していますね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>間宮精一氏の父、間宮勝三郎氏は伊豆・大仁で呉服商を営んでいましたが大変な発明家で1919年に間宮式金庫を発明して会社を設立、長男の間宮精一氏も1926年に日本初のキャッシュレジスター「間宮式金銭登録機」を開発、藤山愛一郎氏の資金提供を受けて日本金銭登録機（現・日本NCR）を設立しています。その後、経営方針で対立して日本金銭登録機を退社、1940年にマミヤ光機製作所を設立、当時ベストセラーになった6×6判スプリングカメラ・マミヤ6を発売しています。間宮精一氏の独創的アイディアとしては、フィルム面を前後してピント調節をおこなうバックフォーカシング機構、世界初のレンズ交換式二眼レフ・マミヤCシリーズ等とどまるところがありませんでした。
間宮精一氏は、昭和天皇崩御の前日の1989年1月6日に亡くなられました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>二眼レフで頑張ったのはマミヤ光機以外ではミノルタとヤシカですね。どちらかというとヤシカは大衆機、ミノルタはプロ・上級者向けといった製品ラインナップでした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ヤシカは写真後進国向けの輸出も多かったので最後まで健闘しました・ヤシカの最終モデルのヤシカマット124Gは1970年に発売され1988年までの18年間も製造販売されロングセラーになりました。<br />
当時の販売価格は36.500円、生産量も多かったのでしょうか今でも程度の良い中古品が発売当時とほぼ同じ価格で売られています。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/016/008.jpg" width="267" height="198" alt="ミノルタオートコードCdsと120ブローニーフィルム" />
							<p class="cap1">ミノルタオートコードCdsと120ブローニーフィルム</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/016/007.jpg" width="267" height="198" alt="ヤシカマット124G" />
							<p class="cap1">ヤシカマット124G</p>
					</div>
				</p>
				
				<br />
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ミノルタ・オートコードがいいですね。今でも人気があって中古市場でも引っ張りだこと聴いています。欲しい欲しいと思いながらついに買えなかったカメラですね。<br />
特に1965年に発売したオートコード&#8546;型とCdsメーターの付いたオートコードCds&#8546;型の人気が非常に高くなっていますね。<br />
塔載レンズ・ロッコール75mm f3.5はテッサータイプですが性能が非常に優れており、24枚撮りの220フィルムにも対応しているのでプロが現役で使用しているケースが多いと聴いています。<br />
２機種の中でもメーターの無いオートコード&#8546;型が人気です。発売当時の価格は、オートコード&#8546;型が26.900円、オートコードCds&#8546;型が34.000円でした。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">そんなに人気があるのですか。理解できませんね</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/016/009.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタオートコード&#8546;" />
							<p class="cap1">ミノルタオートコード&#8546;</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>オートコードCdsⅢ型の中古相場が6～7万円，オートコード&#8546;型が7～9万円程度でヤフーオークションに出品があると入札が30～40件と殺到、街なかの中古相場よりも結果として高い価格で取引されています。現物も見ないで6～9万円の買い物は私には到底出来ませんが。<br />
二眼レフ人気が復活している理由としては気軽に高品質の中判写真が撮れる事、クラッシックカメラ回帰として二眼レフデザインの魅力、正方形画面の新鮮さ、ミラーショック・シャッター音の小ささ、撮影者が頭を下げる撮影姿勢から生じる威圧感の無い優しいスロー写真が撮れる―等などが挙げられ若い女性ファンもふえています。<br />
オートコード人気の理由は、国産二眼レフを代表するカメラの基本性能もさることながら、著名写真家の影響もありますね。<br />
例えば、ミスユニバース代表の美人写真家・織作峰子さんが1999年に私の愛機として師匠の大竹省二さんから譲り受けたオートコードCds&#8546;型を広く紹介したところ、それまで4万円前後の中古価格が一気に6万円まで高騰しました。<br />
更にカメラ愛好の作家・赤瀬川源平さんが「ローライフレックスは4番バッター、オートコードはバント、スクイズそして当然ヒットも、時にはホームランも打てる機動力の高い2番、6番または7番バッター」としてアピールした事も加わりオートコード人気はすっかり定着してしまいました。<br /><br />
				</p>

				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/016/014.jpg" width="270" height="200" alt="人気のミノルタオートコードCds" />
							<p class="cap1">人気のミノルタオートコードCds</p>
					</div>
				</p>
				
				<h4>いや～。熟年カメラファンは鼻の下も長いのですね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>私は織作さんの事は今初めて聞きましたが、オートコードは欲しいですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私も欲しいですね。1965年当時は学生で一眼レフの交換レンズを揃えるのに苦労していたので、とてもオートコードには手が出ませんでした。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>上野さん、尾崎さんの次のカメラ探しは仲良くオートコード探しですね。</h4>
					
				
					<div id="sam">
						<ul>
							<li><a href="../img/photo/016/pic10.jpg" rel="lightbox[camera16]" title="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉"><img src="../img/photo/016/pic10s.jpg" alt="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/016/pic11.jpg" rel="lightbox[camera16]" title="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉"><img src="../img/photo/016/pic11s.jpg" alt="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/016/pic12.jpg" rel="lightbox[camera16]" title="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉"><img src="../img/photo/016/pic12s.jpg" alt="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/016/pic13.jpg" rel="lightbox[camera16]" title="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉"><img src="../img/photo/016/pic13s.jpg" alt="（作例）スケアーフォーマット・正方形構図の魅力〈サンフランシスコ・撮影尾崎〉" width="95" height="95" /></a></li>
						</ul>
					</div>
					
					<div  style="clear:both"></div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>ミノルタブランド最終一眼レフ・α－７０で撮るクロアチア・ドブロブニク</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/izu/613.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.613</id>

    <published>2010-02-15T01:24:33Z</published>
    <updated>2010-02-15T01:23:27Z</updated>

    <summary>中欧クロアチアの最南端都市ドブロブニクは「アドリア海の真珠」と呼ばれる観光都市で特にアドリア海に突き出た城壁で囲まれた旧市街が見どころである。
1979年に世界遺産に登録されたこの美しい市街は1991年のクロアチア独立戦争の際にかなりの被害を受けたが、旧市街の展望台であるスルジ山へのケーブルカー以外はほとんど修復され素晴らしい街並みを復活している。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ紀行編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[				<div id="travel">
				
					<div class="right-m">
						<div id="photo">
						<img src="../img/photo/018/001.jpg" alt="" width="270" height="200" />
						<p class="cap1">朝日に輝くドブロブニク全景</p>
						</div>
					</div>
				
					<p>　中欧クロアチアの最南端都市ドブロブニクは「アドリア海の真珠」と呼ばれる観光都市で特にアドリア海に突き出た城壁で囲まれた旧市街が見どころである。<br />
1979年に世界遺産に登録されたこの美しい市街は1991年のクロアチア独立戦争の際にかなりの被害を受けたが、旧市街の展望台であるスルジ山へのケーブルカー以外はほとんど修復され素晴らしい街並みを復活している。<br />
このドブロブニクへの交通手段は利便性が悪く長距離バスか首都ザグレブからのクロアチア航空便に限られていたが一日一便ではあるがドイツのハブ空港であるフランクフルトからの直行便が開設され個人旅行のハードルが一挙に低くなっている。<br />
「エーゲ海の真珠」と呼ばれるギリシャ・ミコノス島の撮影は終えているため、次の目標である「アドリア海の真珠」ドブロブニクの撮影行を企画することになった。</p>

					<div class="left-m">
						<div id="photo">
						<img src="../img/photo/018/002.jpg" alt="" width="270" height="200" />
						<p class="cap1">クロアチア航空機・ドブロブニク空港</p>
						</div>
					</div>
				
					<p>　最初の難関がフランクフルトからのクロアチア航空便、小型機で一日一便のために予約が極めて取りにくい。さらに毎日出発時刻が大幅に異なる変則フライトのために旅行計画が立てにくい事である。結局、フランクフルトに一泊して翌日午前中の便でドブロブニクに向かい、帰路はホテルを朝５時にチェックアウトして７時の便でフランクフルトに戻るというスケジューリングを余儀なくされた。<br />
さらに私個人の問題がカメラバッグ、常時キャリーバッグ兼リュックサック型の大型バッグにペンタックス645NⅡと交換レンズ4本、フィルムマガジン、サブカメラの標準ズーム付ニコンＦ６、ネガカラ―用の標準ズーム付ニコンＦ80Dを入れて持ち運んでいる。<br />
重量は飛行機の機内持ち込み制限の10Kgを若干超える重量だが、今回は初めての訪問地で土地感も無いために単焦点レンズ2本を利便性の高いズームレンズに交換した。当然の事として重量は制限を大きく超える12Kg近い値になった。私のカメラバッグはサイズも機内持ち込み制限サイズをキャスター分がはみ出すレベルの大型で、しかも重量オーバーではクロアチア航空の小型機B737の制限にひっかかる事は必至である。<br />
そこで、サブカメラのニコンＦ６を小型軽量カメラに入れ替える事とし、選択したカメラがミノルタα－７０である。</p>

					<div class="">
						<div>
						<img src="../img/photo/018/003a.jpg" alt="" width="500" height="332" />
						<p class="cap1">■ミノルタα-70</p>
						</div>
					</div>
					
					<br />
				
					<p>　2003年8月にミノルタカメラとコニカが経営統合した際に、カメラはミノルタブランド、フィルム工業製品はコニカブランドとする取り決めが行われ、このルールに沿って2004年1月に発売されたオートフォーカスフィルム一眼レフがミノルタα―７０である。<br />
この当時、オートフォーカスフィルム一眼レフ市場はデジタル一眼レフへと急速移行期にあり、ニコンは2003年に発売したニコンＵ２，ペンタックスも2003年発売のペンタックスiSTが既に最終製品となっている。2004年に発売されたミノルタα－７０は、同年に発売されたキャノンEOS Kiss7と共に国内カメラ史上の最終オートフォーカスフィルム一眼レフになった製品である。<br />
このミノルタα－７０，ミノルタが誇ったフラッグシップ機α-９,上級機α－７の優れた特徴をほとんどそのまま継承した完成度の非常に高いカメラで、多分コストパフォーマンスではナンバーワンと言える製品である。<br />
例えば、絞り優先、シャッタースピード優先、プログラム、マニュアルがダイアルモードで切り替えられる機能性、９点測距のオートフォーカス、ワンタッチの１点測距切替、オートフォーカス合焦後にマニュアルフォーカスに瞬間移行できるダイレクト・マニュアルフォーカス機構、14分割パターン測光・中央重点・スポット測光、多重露光、補正幅を任意設定できるオートブラケット機能、フィルム巻き上げ時にパトローネ内完全巻き込み・遮光重視のフィルム残し巻き上げ選択等々、プロ・上級者を満足させるフル装備と高い操作性を両立している。α－７０は、ミノルタ最終一眼レフとして保有技術の全てを投入した感のあるカメラである。<br />
さらに、α－７，αスィートのエンジニァリングプラスチック外装とは異なり、アルミ合金のトップカバーを採用してカメラの質感を高めた事も心憎い配慮である。<br />
強いてウィークポイントを探せば、コストダウンのためにペンタプリズムでなくルーフミラーを採用した事から視野率が90%,倍率が0,7倍とやや低い事である。しかしながら、最近のデジタル一眼レフと大差が無く、さらに銀蒸着ミラーによりミノルタ一眼レフ伝統の「明るく・見やすい」ファインダーが維持されていることもカタログ仕様には顕れない大きなと特徴である。<br />
私は、そのうちα-７０を購入しようと思っている内にα－７０が市場から姿を消し、購入チャンスを逸した苦い経験がある。その後、在庫処分品、中古カメラ店等での出会いにも恵まれず再会は2009年・東京日本橋の中古カメラ店である。新品同様のα－７０が2台、9000円の価格でガラスケースに並んでいるのを見つけ即購入した。レンズは手持ちのα用レンズを流用するつもりでいたが、宇都宮に仕事で出掛けた際に市内の中古カメラ店でミノルタAFズーム28-80mm f3.5の新品を何と3000円で購入、合計12.000円で私のカメラ群に「最新鋭？」フィルムオートフォーカス一眼レフが新たに加わる事となった。<br />
このα－７０，ボディ＋標準ブームレンズの合計重量は605g,ニコンＦ６のボディ＋標準ズームレンズの重量は1520g,電池の差も含めて約1Kgの減量が実現、何ら問題なくクロアチア航空の機内に持ち込むことが出来た。<br />
添付するドブロブニクの写真は、ミノルタα－７０とフジ・ブロビア400Xリバーサルフィルムで撮影したフィルムをスキャナー入力したものである。<br /><br /></p>


					
					<div id="sam">
						<ul>
							<li><a href="../img/photo/018/004.jpg" rel="lightbox[camera18]" title="ドブロブニク全景、手前はプライベートビーチ"><img src="../img/photo/018/004.jpg" alt="ドブロブニク全景、手前はプライベートビーチ" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/018/005.jpg" rel="lightbox[camera18]" title="ドブロブニク旧港と聖イヴァン要塞"><img src="../img/photo/018/005.jpg" alt="ドブロブニク旧港と聖イヴァン要塞" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/018/006.jpg" rel="lightbox[camera18]" title="旧市街入口ビレ門にある砲台"><img src="../img/photo/018/006.jpg" alt="旧市街入口ビレ門にある砲台" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/018/007.jpg" rel="lightbox[camera18]" title="旧市街の大理石敷きのメイン通り・プラツァ通り"><img src="../img/photo/018/007.jpg" alt="旧市街の大理石敷きのメイン通り・プラツァ通り" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/018/008.jpg" rel="lightbox[camera18]" title="プラツァ通りから網の目の様に伸びる狭い路地、背後の山はスルジ山"><img src="../img/photo/018/008.jpg" alt="プラツァ通りから網の目の様に伸びる狭い路地、背後の山はスルジ山" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/018/009.jpg" rel="lightbox[camera18]" title="1438年に掘られたオノフリオ噴水、今でも美味しい天然水が飲める"><img src="../img/photo/018/009.jpg" alt="1438年に掘られたオノフリオ噴水、今でも美味しい天然水が飲める" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/018/010.jpg" rel="lightbox[camera18]" title="オレンジ色の屋根瓦で統一された旧市街の住宅地"><img src="../img/photo/018/010.jpg" alt="オレンジ色の屋根瓦で統一された旧市街の住宅地" width="95" height="95" /></a></li>
						</ul>
					</div>
					
					<div  style="clear:both"></div>
					
					<br />
					
					<p>　ドブロブニクの旧市街は自動車乗り入れ禁止、小型電気自動車が生活物資を運ぶ唯一の手段になっている。旧市街には学校、スーパー、靴屋から洋服の仕立屋まであり、ひとつの完全な街になっている。道路も狭く、建物も狭いために住民の方々の利便性は極めて悪いが文化・歴史資産を守るという毅然とした姿勢と明るい笑顔が大変魅力的である。<br />
旧市街と新市街を分ける欧州の考え方は、美しい瀬戸内の港町「鞆の浦」の開発でもめている我国でも是非とも採りいれてほしい所である。（尾崎）<br /></p>
					
					
				</div><!-- /travel --->]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>高級コンパクトカメラの魅力</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/camera/607.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.607</id>

    <published>2010-02-01T08:08:19Z</published>
    <updated>2010-02-02T01:32:16Z</updated>

    <summary>一眼レフのブームが起きる前は35mmレンズシャッターカメラが大衆カメラとして広く普及していました。この35mmレンズシャッターカメラの大きさは、1947～1948年に戦後初のカメラとして発売されたコニカⅠ型（小西六写真・コニカミノルタ）ミニヨン３５（東京光学・トプコン）の大きさが基本になり、その後大ヒットしたキャノネット（キャノン1961年）やミノルタハイマチック（ミノルタカメラ1962年）等のこの大きさに準拠した製品設計が行われました。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<h4>今回のテーマは高級コンパクトカメラです。何か定義はあるのですか。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>一眼レフのブームが起きる前は35mmレンズシャッターカメラが大衆カメラとして広く普及していました。この35mmレンズシャッターカメラの大きさは、1947～1948年に戦後初のカメラとして発売されたコニカⅠ型（小西六写真・コニカミノルタ）ミニヨン３５（東京光学・トプコン）の大きさが基本になり、その後大ヒットしたキャノネット（キャノン1961年）やミノルタハイマチック（ミノルタカメラ1962年）等のこの大きさに準拠した製品設計が行われました。しかしながら、1959年にハーフサイズのオリンパスペン（オリンパス光学）が契機となりカメラボディのコンパクト化が進み、1964年に最初の35mmレンズシャッターのコンパクトカメラがミノルタから発売されました。ミノルチナＳというこのカメラは短期間ですが世界最小の35mmレンズシャッターカメラになりました。<br />
その後、1966年にドイツ・フランケ＆ハイデック社からローライ35という従来の概念を覆すコンパクトカメラが発売され一気にコンパクト化が進んだ経緯があります。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/017/003.jpg" width="267" height="198" alt="ミノルタフレックス（1937年）" />
							<p class="cap1">キャノネット(右)とハーフサイズカメラオリンパスペンS(左)</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/017/002.jpg" width="267" height="198" alt="35mmレンズシャッターカメラ　ミノルタハイマチック(左)　キャノネット(右)" />
							<p class="cap1">35mmレンズシャッターカメラ<br>ミノルタハイマチック(左)　キャノネット(右)</p>
					</div>
				</p>
				
				<br /><br />
				
				<p style="clear:both">
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/017/004.jpg" width="270" height="200" alt="ローライ35" />
							<p class="cap1">ローライ35</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ローライ35の発売当時価格は69000円、ペンタックスやミノルタの高級一眼レフとほぼ同一の価格帯で驚きました。当時は高級コンパクトカメラという定義はありませんでしたが、これが高級コンパクトカメラの第1号ですね。
高級コンパクトカメラを定義すると、「金属ボディ採用」「それなりの高級レンズ搭載」だから「価格も８万円から上の価格帯」という事になります。<br />
私が持っているキャノネットQL17は、金属ボディ、コンパクトなサイズ、レンズ性能もプロ写真家がサブカメラとして使用した程の性能でしたが、価格が27.000円という普及価格であったために高級コンパクトでは有りません。「高級コンパクト」という表現が使われ始めたのは1990年に京セラが発売したコンタックスT2だと思います。チタン外装のボディ、カールツアイスの沈胴式レンズ、マニュアルフォーカスも可能な焦点調節等々、いたれりつくせりの仕様で「持つ悦び」を感じさせ12万円という価格設定にも関わらず大ブレークしました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/017/006.jpg" width="267" height="198" alt="コンタックスT2" />
							<p class="cap1">コンタックスT2</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/017/005.jpg" width="267" height="198" alt="キャノネット(右)とキャノネットQL17(左)" />
							<p class="cap1">キャノネット(右)とキャノネットQL17(左)</p>
					</div>
				</p>
				
				<br /><br />
				
				<p style="clear:both">
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/017/007.jpg" width="270" height="200" alt="コニカヘキサー" />
							<p class="cap1">コニカヘキサー</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>コンタックスT2のヒットに続けとばかり、コニカヘキサー（1992年　88.000円）ニコン35Ti(1995年　125.000円)　ライカミニルックス(1995年　106.000円)　ミノルタ
TC-1(1996年　148.000円)　リコーGR1S(1998年　95.000円)等が続々と発売され「高級コンパクト」という新しいジャンルがつくられました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">上野さんは何を持っているのですか</h4>
	
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/017/008.jpg" width="270" height="200" alt="コンタックスTix" />
							<p class="cap1">コンタックスTix</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>私はコンタックスTixという唯一のAPSフィルム仕様の高級コンパクトを購入しました。当時コンタックスはTVS&#8546;というバリオゾナー30-60mmのズームレンズがついた製品が発売されていましたが、昔のスプリングカメラの様にフロントカバーを手前に倒してレンズを繰り出す方式がデザイン的に嫌いでAPSフィルム仕様のTixを購入しました。<br />
2001年にはコンタックスT3が発売されました。しかしT3はT2のデザインとは外れてしまい、少しガッカリした経験があります。<br />
APSフィルム仕様のコンタックスTixもチタン外装を採用していて高級感と持ち応えが素晴らしく、お散歩カメラとして絶品です。ゾナー28mmレンズの切れ味も素晴らしく大変満足しております。ただAPS編で説明したようにAPSフィルムが風前の灯なのが気かがりですが。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/017/009.jpg" width="270" height="200" alt="コンタックスTix(左)　コンタックスT2(右)" />
							<p class="cap1">コンタックスTix(左)　コンタックスT2(右)</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>京セラは随分と高級コンパクトに力を入れましたね。コンタックスT2,T3,ズームレンズのTVS,TVS&#8545;,TVS&#8546;　そして上野さんのAPSフィルム用のTix,唯一のデジタル高級コンパクトのTVSデジタルとチタンボディの製品をつくり続けました。<br /><br />
				</p>
					
				<h4>チタンボディは何で高級なんですか</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>一般的に従来のカメラは真鍮板をプレス、クロームメッキを施したボディ、カバーを採用してきましたが、エンジニァリングプラスチックという強度の高いプラスチックが開発されると成型が簡単なために大部分のカメラが一斉にプラスチックボディに替わってしまいました。プラスチックボディでもカメラの機能面では何ら問題ないのですが「カメラの価値感」「保有する悦び」「カメラの質感」等が乏しく、趣味性の高いカメラから金属ボディへの回帰が始まりました。ニコンF2,F3,FM2T等の一眼レフの特別仕様で採用されていたチタンボディがコンパクトカメラにも使われて高級コンパクトとしてコンタックスT2が登場した訳です。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/017/010.jpg" width="270" height="200" alt="リコーGR1" />
							<p class="cap1">リコーGR1</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>コンタックスＴシリーズ以外でチタンボディを採用したのは、ニコンの35Ti,28Ti
ライカルミックス、ミノルタTC-1があり、リコーGR1Sと現在も唯一販売されている富士フィルムのクラッセシリーズはマグネシウム合金ボディで金属ボディではありますが残念ながら質感がいま一つですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>富士フィルムのクラッセはフィルムメーカーとしてフィルムカメラを供給する基本姿勢にそった高級コンパクトカメラ唯一の現役製品で38mm f2.8の準広角レンズを搭載したクラッセSと28mm f2.8の広角レンズのクラッセWの二種があり、クラッセWにはブラックモデルも用意されています。リバーサル撮影に不可欠なブラケット露出補正機能もありフィルムメーカーのカメラらしい使いやすいカメラですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>クラッセに搭載されているEBCフジノンレンズはなかなか優秀で、私も6×7判のフジカGW670&#8545;を使っていますがEBCフジノンレンズのシャープネス、カラーバランスは大変気に入っております。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>現在、チタンボディのカメラは無いのですか</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>チタンボディのカメラは、一眼レフではニコンF2チタンから始まり、ニコンF3,
ニコンFM2T,ニコンF5,コンタックスS2b,オリンパスOM-4Ti,ペンタックスLXチタン,そしてミノルタα9Tiが発売されていますが現在のデジタル一眼レフではチタンボディは有りません。チタンボディは当初の堅牢性のセールスポイントはいつの間にか消えて、限定販売の希少性、質感を求める趣味的コレクションカメラとしての位置づけに変わってしまいました。私の好きなミノルタα9Tiは中古市場で20万円以上の価格で販売されていますが、レア品でめったに見かけません。チタンボディは2003年のコンタックスTVSデジタルが最後で、キャノンはついに一回もチタン製品を発売しませんでしたね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>真鍮よりも硬いチタンのプレスが難しく、金型の摩耗やプレス技術に手間暇がかかることから製作コストが高くなり、一年程度の商品ライフのデジタルカメラでは採算が合いません。フィルムカメラ当時も制作コストと販売価格のバランスから中々チタンボディを採用できなかった様です。<br />
チタンボディを造らなかったキャノンは、「性能とは関係ない外装で売る」という考えが無かったのでしょうね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>チタンボディはそんなに造るのが難しいのですか</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>チタンは航空機部材、自動車部品、からゴルフクラブまで硬度が要求され金属素材に広く使われており、その硬さは1992年のボスニア・ヘルツゴビナ紛争に従軍していた報道写真家デービット・ブラウチリ氏がサラエボで被弾した際に偶然胸ポケットに入っていたコンタックスT2が銃弾をはじき返して九死に一生を得たというエピソードがあります。<br />
チタンボディカメラの硬さが実証されたケースとして当時は広く報道されました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>わっ、すごいですね。治安の不安な海外に出掛ける時はチタンボディのカメラは必需品ですね。早速買わなくては。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ハピ子さん、何処か海外に遊びに行く予定があるのですか。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>すみません予定は有りませんでした。これから考えます。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/017/011.jpg" width="270" height="200" alt="ニコン35Ti" />
							<p class="cap1">ニコン35Ti</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ニコンの35Ti,28Tiは短命でしたね。35mmレンズの35Tiが1993年、28mm広角レンズの28Tiが1994年の発売で軍艦部にはクロノグラフのアナログ指針ムープメントを搭載する徹底的なアナログ志向のこだわりカメラでしたが予想外の短期間販売終了には何か理由があったのでしょうね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私もニコンの35Tiシリーズはデザイン的に好きなカメラでした。デザイン面では1995年にライカが発売したミニルックスも魅力的なカメラでしたね。価格は106.000円とコンタックスT2よりも安く、ライカの単体レンズとして販売されてない40mmの準広角レンズ・ズマリット40mm f2.4を搭載していたために、このレンズの描写力を求めて購入した人が多かったと聴いています。デザインもライカらしく風格がありました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/017/012.jpg" width="270" height="200" alt="ライカC3" />
							<p class="cap1">ライカC3</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>私はライカC3というアルミボディにバリオエルマー28-80mmのズームレンズがついたコンパクトカメラを購入しました。アルミボディのために質感が乏しく余りライカらしくありませんでしたが、でも「腐ってもライカ」でレンズの描写力はさすがでした。<br />
高級コンパクトカメラのレンズが単体レンズとして発売したのは、ミノルタTC-1のG
ロッコール28mm f3.5とリコーGR1Sの28mm f2.8と21mm f3.5の３本でいずれもライカスクリューマウントとして限定発売され大人気となりました。ロッコールが1998年、リコーが2001年と記憶しています。<br /><br />
				</p>
				
				<p style="clear:both">
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/017/013.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタTC-1" />
							<p class="cap1">ミノルタTC-1</p>
							<br />
							<img src="../img/photo/017/014.jpg" width="270" height="200" alt="リコーGR28mm" />
							<p class="cap1">リコーGR28mm</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>1996年発売のミノルタTC-1も素晴らしかったですね。当時のミノルタ開発部長の谷井純一さんが技術者として勤務時間外に設計した理想の超小型カメラが会社から認められて製品として具現化したエピソードを持つカメラです。上野さんの説明の通り単体レンズとして発売されたGロッコール28mmレンズはもとより、完全円形絞り、コンパクトカメラとは思えない視野率、倍率のファインダー、等々、妥協を許さない設計から作り出された名機です。また取扱説明書なしでも扱えるシンプルオペーレーションもカメラを知り尽くした谷井さんだから出来たのでしょうね。価格は148.000円と高価でしたが大人気となりました。でもミノルタは製作コストが高く儲からなかったようです。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ミノルタTC-1は人気がありましたね。今でも中古市場で価格が下がらない。名機ですね。カメラ内部の反射・フレアーを防ぐためにレンズの最後面からフィルム面まで蛇腹式フードを内蔵しているカメラなんて見た事がありませんね。すごい「こだわりカメラ」です。現在でもプロの愛用者が多いと聴いています。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">尾崎さんは、何を持っているのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/017/015.jpg" width="270" height="200" alt="コンタックスT2 アナログ絞り" />
							<p class="cap1">コンタックスT2 アナログ絞り</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私はミノルタTC-1とコンタックスT2を使っていました。現在、手元にあるのはコンタックスT2です。２台ともにレンズの鏡胴部でアナログ的に絞り値が設定出来、小さな液晶画面で撮影条件を設定するコンパクトカメラは機動力が無く私は好きではありません。<br />
元来のアナログ派なものですので、レンズの描写力は２台とも気に入っていました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>上野さん、尾崎さん、お二人が一番と思うお気に入り高級コンパクトカメラは何ですか。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>やはり元祖のローライ35でしょうか、今持っていても全く違和感がありませんね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>私もローライ35だと思いますね。ローライ35のデザインには惚れぼれしますね。<br />
いかにもドイツ製品のイメージがあり、とても1966年のデザインとは思えませんね。<br />
デザインが異色で隙がない。沈胴式レンズ、トリガー巻き上げを採用しながら構造が単純ですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>メーカーのフランケ＆ハイデック社（現　ローライ・フォトテクニック）は二眼レフのパイオニアで1933年発売のローライコードは近代二眼レフの基礎になった製品で国内各社は戦後競ってローライコードの類似品を生産した記録があります。<br />
ローライフレックス・ローライコード、ローライ35は世界のカメラ史に燦然と名を残しました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>ローライ35は1966年に69.000円で発売され、レンズは尾崎さんの好きなテッサー40mm f3.5が付いていました。その後一時シンガポール生産品が発売されたりしましたが、またドイツに戻り1990年に最終製品のローライ35クラシックが発売されました。<br />
ローライ35の復刻版であるローライ35クラシックはアルミダイカストボディでチタンカラーの他にブラック、ゴールド、プラチナの４色が用意され、レンズはゾナー40mm f2.8が搭載されました。価格は何と190.000円でした。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>19万円はさすがに高かったですね。ローライ35にはプラスチックボディのローライ35LEDがあり、1978年に29.800円で発売されました。シンガポール製ですが発売当時
「何でこんなに安いの」と話題になりました。この機種は対象外ですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>当然です。ローライ35は25年間も距離無、オートフォーカス関係無のカメラを造り続けてピントは「目測が苦手な人はカメラに合わせて訓練しなさい」とのブレの無いカメラ造りがいかにもドイツ製品らしくてたまりませんね。是非使いたいですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>上野さん、尾崎さんの結論はローライ35に決まった様ですが、お二人でローライ35を持ってドイツに行かれては如何ですか。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野・尾崎）</span>最高ですね。早速カメラ探しと休暇の手配を始めますので留守を宜しく。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>えつ、本気ですか！！</h4>

					<div id="sam">
						<ul>
							<li><a href="../img/photo/017/a001.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="浜名湖花博入場ゲート（コンタックスTixで撮影）"><img src="../img/photo/017/a001s.jpg" alt="浜名湖花博入場ゲート" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/a002.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="花博・モネの庭（コンタックスTixで撮影）"><img src="../img/photo/017/a002s.jpg" alt="花博・モネの庭" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/a003.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="花博・タペストリー風の植栽（コンタックスTixで撮影）"><img src="../img/photo/017/a003s.jpg" alt="花博・タペストリー風の植栽" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/a004.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="下田黒船まつりパレード（コンタックスTixで撮影）"><img src="../img/photo/017/a004s.jpg" alt="下田黒船まつりパレード" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/a005.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="黒船まつりの行列（コンタックスTixで撮影）"><img src="../img/photo/017/a005s.jpg" alt="黒船まつりの行列" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/a006.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="黒船まつり・"下田駅前の芸妓さん"（コンタックスTixで撮影）"><img src="../img/photo/017/a006s.jpg" alt="黒船まつり・下田駅前の"芸妓さん"" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b001.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="神戸風景（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b001s.jpg" alt="神戸風景" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b002.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="ホテルのしゃれた看板＝神戸（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b002s.jpg" alt="ホテルのしゃれた看板＝神戸" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b003.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="ホテルの中庭＝神戸（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b003s.jpg" alt="ホテルの中庭＝神戸" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b004.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="仙台駅前（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b004s.jpg" alt="仙台駅前" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b005.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="伊東の船大工が指揮、建造した洋式帆船バウティスタ号＝石巻（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b005s.jpg" alt="伊東の船大工が指揮、建造した洋式帆船バウティスタ号＝石巻" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b006.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="雪の達谷窟（たっこくのいわや）毘沙門堂＝平泉（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b006s.jpg" alt="雪の達谷窟（たっこくのいわや）毘沙門堂＝平泉" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b007.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="平泉の寺院（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b007s.jpg" alt="平泉の寺院" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b008.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="義経最期の地から臨む北上川（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b008s.jpg" alt="義経最期の地から臨む北上川" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b009.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="岩手名物わんこそば（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b009s.jpg" alt="岩手名物わんこそば" width="95" height="95" /></a></li>
							<li><a href="../img/photo/017/b010.jpg" rel="lightbox[camera17]" title="東銀座裏の小公園（ライカC3で撮影）"><img src="../img/photo/017/b010s.jpg" alt="東銀座裏の小公園" width="95" height="95" /></a></li>
						</ul>
					</div>
					
					<div  style="clear:both"></div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>フラッシュ撮影苦労話</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/camera/572.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.572</id>

    <published>2010-01-12T01:01:26Z</published>
    <updated>2010-01-12T00:42:25Z</updated>

    <summary>1960～1970年代のカメラは付属機能がほとんどありませんでした。露出計、ストロボはもとよりセルフタイマーまで無いカメラが一般的でした。当然のこととして写真を撮るのに小物が必要になりました。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="カメラ編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://sp.izuhapi.net/original/camera/">
        <![CDATA[ 				<h4>上野さん、尾崎さん、今日は撮影アクセサリーについてということですが、どんな話を聞かせて頂けるのでしょうか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/015/001.jpg" width="270" height="380" alt="フラッシュガンをセットした35ミリカメラ（ミノルタV2）" />
							<p class="cap1">フラッシュガンをセットした35ミリカメラ(ミノルタV2)</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>1960～1970年代のカメラは付属機能がほとんどありませんでした。露出計、ストロボはもとよりセルフタイマーまで無いカメラが一般的でした。<br />
当然のこととして写真を撮るのに小物が必要になりました。<br />
一番厄介だったのが夜間撮影です。ストロボは当時はまだ一般的でなくフラッシュランプ・閃光電球を使う訳です。<br />
カメラのアクセサリーシューにフラッシュガンと呼ばれていた発光器を取り付けて光量・モノクロ／カラー用と必要とするフラッシュランプを選択してセット、カメラのシャッタースピードに同調させて使いました。勿論、一回発光の使いきりです。<br />
このフラッシュランプが結構高く、大事に慎重に使いました。連続撮影はとても無理で一発発光させてランプが冷えるのを待ってランプを取り換えるという具合でした。<br />
高校3年の終わり頃に連続式のフラッシュガンを買いましたが、それでも6連発で一発発光すると次のランプが装填されるちょうどガトリング機関銃のような構造でした。<br />
しかし、フラッシュランプの品質が不安定で発光しないランプもあり、苦労した思い出があります。
外付けのストロボが発売された時には夜間撮影が本当に楽になったと実感したものです。<br /><br />
				</p>
				
				
				<h4>ストロボはデジタルカメラについているので判りますが、フラッシュランプって何ですか。</h4>
				
				<p style="clear:both">
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/015/002.jpg" width="270" height="200" alt="FP級とM級のフラッシュランプ" />
							<p class="cap1">FP級とM級のフラッシュランプ</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>フラッシュランプ・閃光電球は、ガラス電球の中にマグネシュウムやジルコニュウム等の燃えやすいフィラメント状の金属箔と酸素を封入して3～25Vの電流を流して瞬間燃焼させるものです。フラッシュランプにはM級とFP級があり、M級は発光時間が短くレンズシャッター用として1／50～1／60秒のシャッタースピードに合わせて燃焼・発光する形式です。<br />
FP級はフォーカルプレーンの略でフォーカルプレーンのシャッター構造に合わせて発光時間が長くなるように造られており、1／50～1／500秒とほぼ全速のシャッタースピードに同調することが出来ました。<br />
当時の価格は、FP級の標準クラスで1個80円、M級が1個40円程度で、価格が高いので上野さんのお話の通り無駄には使えませんでした。<br />
フラッシュランプは当時の東京芝浦電気（東芝）と松下電器産業（パナソニック）の何と二大メーカーの競合でした。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>一発で40円、80円は高いですね。ストロボは何で早くから使われなかったのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/015/003.jpg" width="270" height="200" alt="ミノルタSR-7とミニカム大型フラッシュガン" />
							<p class="cap1">ミノルタSR-7とミニカム大型フラッシュガン</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ストロボは、キセノンガスやクリプトンガスを封入した放電管に2000～2500ボルトの高圧電流を流して放電発光させるのですが、コンデンサーに高圧電気を充電する必要があり初期はコンデンサーの性能が低く充電に時間がかかる問題を解決できず製品化・小型化に手間取りました。<br />
ストロボ内蔵のカメラ本体や外付ストロボの背面にチャージランプがあり、点灯すると発光できるという表示が付いてますが、電池残量が少ないとチャージランプが点かなくてイライラするのと同じです。<br />
私の長兄が結婚した1968年当時でもストロボの発光間隔は長く、速写性が要求される結婚式の撮影には不向きと判断してミニカムという専業メーカーの大型フラッシュガンで150発のフラッシュ撮影を行った事があります。<br />
もちろん、補助としてストロボ付きカメラも用意しましたがストロボで2回撮影する時間に3回のフラッシュ撮影が出来た記憶があります。<br />
この時のフラッシュランプ代が12000円でした。大学卒の初任給が24000円の当時で、私の最後の本格フラッシュ撮影となりました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/015/004.jpg" width="270" height="200" alt="AG-1小型フラッシュランプ" />
							<p class="cap1">AG-1小型フラッシュランプ</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>フラッシュランプはM級の小型球でも携行性が悪く、マガジン式の6連式やキューブの4連式、電球の口金のない小型ランプが開発されて、当時流行の小型カメラやポケットカメラにフラッシュガンが内蔵される等、急速に発展しましたね。<br />
特に、AG-1という口金の無いフラッシュランプとキューブ式のランプは各社の小型カメラに搭載されました。<br /><br />
				</p>
				
				<p style="clear:both"></p>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/015/006.jpg" width="267" height="198" alt="4連式のMAGICUBES（SYLVANIA社）と10連式FLIP FLASH（SYLVANIA社）" />
							<p class="cap1">4連式のMAGICUBES（SYLVANIA社）と10連式FLIP FLASH（SYLVANIA社）</p>
					</div>
				</p>
				<p>
					<div id="p-box-non">
							<img src="../img/photo/015/005.jpg" width="267" height="198" alt="AG-1フラッシュガンを内蔵したコンパクトカメラ イコマチックF（ツアイス・イコン）" />
							<p class="cap1">AG-1フラッシュガンを内蔵したコンパクトカメラ イコマチックF（ツアイス・イコン）</p>
					</div>
				</p>
				
				<br />
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/015/007.jpg" width="270" height="200" alt="10連式FLIP FLASHを取付けたコダック110ポケットカメラ" />
							<p class="cap1">10連式FLIP FLASHを取付けたコダック110ポケットカメラ</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ほとんど全カメラメーカーが製品化しましたね。ちょうど110フィルムのポケットカメラやカートリッジ式のインスタマチックカメラの全盛期ですね。<br />
私が面白いと思ったのは、リコーが1964年に発売した「リコー・オートショット」でレンズキャップの裏側がフラッシュガンになっていてアクセサリーシューに取り付けて使用できるユニークなカメラで、カメラ本体は14800円でした。この「リコー・オートショット」もAG-1フラッシュランプを使っていました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>「リコー･オートショット」は、東京オリンピックの公式記録カメラに選ばれたカメラですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>ストロボの製品化はどのような展開だったのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/015/008.jpg" width="270" height="200" alt="コニカC35EF（ピッカリコニカ）" />
							<p class="cap1">コニカC35EF（ピッカリコニカ）</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>1965年にサンパックという専業メーカーが「サンパック7」というカメラのアクセサリーシューに取り付けるコンパクトな製品を発売して人気を集めましたが、尾崎さんの話のように発光間隔が長くてイライラしました。<br />
ストロボもサンパック、カコ、ミニカム等の専業メーカーの製品が最初は先行しましたね。もちろん、東芝も松下電器も数多くの製品を作りました。<br />
カメラメーカーが自社ブランドの製品を投入するようになると交換レンズと同様に専業メーカー製品は苦戦を強いられました。<br />
ストロボがカメラに内蔵されたのは1974年のコニカC35EF（ピッカリコニカ）が最初でコンデンサーの小型化に10年近くかかってしまった事になります。<br />
このピッカリコニカは「ストロボ屋さんゴメンナサイ」のキャッチコピー通りに2年間で100万台を超える大ヒットとなり、ピッカリコニカ以降の各社小型カメラはストロボ内蔵が業界標準になってしまい、「ストロボ屋さんゴメンナサイ」の通り外付けストロボの需要は一気に減衰してしまいました。<br />
当時のコニカの技術者が現像所でユーザーの撮影に失敗した原因を調査、一番の原因が露出不足であった事からその対策としてストロボ内蔵にチャレンジしたとのエピソードが残っています。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/015/009.jpg" width="270" height="200" alt="ペンタックスSF-X（旭光学・ペンタックス）" />
							<p class="cap1">ペンタックスSF-X（旭光学・ペンタックス）</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>一眼レフでは、ペンタックスのSF-Xがペンタプリズム部にリトラクタブル形式のストロボを搭載した最初の製品でピッカリコニカより10年以上遅れた1987年です。<br />
この世界初のストロボ内蔵オートフォーカス一眼レフ・ペンタックスSF-Xに続けとばかり各社のオートフォーカス一眼レフへのストロボ搭載が始まりました。<br />
しかし、ストロボ搭載は初心者向けの低価格機から中級機までとしたメーカーと、プロ仕様のフラッグシップ機まで搭載したメーカーに分かれ、フラッグシップ機に対するメーカー思想が明確に分かれました。<br /><br />
				</p>
				
				<p style="clear:both">
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/015/010.jpg" width="270" height="200" alt="ストロボ内蔵フラッグシップ1眼レフ（ミノルタα-9）" />
							<p class="cap1">ストロボ内蔵フラッグシップ1眼レフ（ミノルタα-9）</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>フラッグシップ機までストロボを搭載したのがミノルタ（コニカミノルタ）のα9。α9が発売された1998年にはフラッグシップ機へのストロボ搭載の是非についてカメラ雑誌をにぎわせましたね。<br />
ニコンとキャノンの二社はフラッグシップ機へのストロボ搭載を行わず、ニコンAF一眼レフF6（2004年発売）キャノンEOS-１v（2000年発売）は現在も販売されている最上位フィルムAF一眼レフ機ですが、ミノルタα9よりも遅れて発売されたにも関わらずストロボはありません。<br />
内臓ストロボは光量がガイドナンバー18～22程度と小さいためにプロ用途としては補助光程度の利用価値になりますが、あれば便利と思うのですがメーカーのこだわりですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p style="clear:both">
					<div id="p-box-l">
							<img src="../img/photo/015/011.jpg" width="270" height="200" alt="スピードグラフィックス（米：グラフィックス社）" />
							<p class="cap1">スピードグラフィックス（米：グラフィックス社）</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>最近は、デジタル一眼レフでASA1200～3200の高感度撮影が比較的容易にできるためにカメラ内蔵ストロボ、外付けストロボの出番は少なくなっているようです。<br />
つい最近、大型ストロボ用の積層乾電池の販売が終了しました。報道写真でも単三乾電池の外付けストロボで対応できてしまう時代になったのですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>アメリカ製のスピグラ（スピードグラフィックス）というプレスカメラにグリップタイプの大型フラッシュを組合せた報道写真定番スタイルでの「一発必中」の世界は遠い語り草ですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4 style="clear:both">尾崎さんはストロボをどのように使うのですか。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/015/012.jpg" width="270" height="380" alt="ディフューザー付ストロボによるバウンド撮影" />
							<p class="cap1">ディフューザー付ストロボによるバウンド撮影</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>私はペンタックス645という中判サイズのカメラで夜景を中心とした風景写真を撮っているのでストロボは余り使いません。ただ、苦手とする女性を撮影する場合は、室内外を問わずストロボは多用します。日中シンクロでディフューザーを付けたストロボでのバウンド撮影は女性をきれいに撮る必須条件ですね。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>女性ポートレートにも関係する面白いデータがあります。博報堂が実施した2009年の生活行動調査で、37％の人が「大切な人」「ペット」の写真プリント、画像を持ち歩いているとの結果が出ています。<br />
男女比では女性が42.7%と高く、男性は32.7%でした。注目は持ち歩いてる写真の内容で男性は、子供（62.7%）→妻（42.5%）→ペット（27.2%）の順で妥当な結果でしたが、女性は、子供（54％）→ペット（33.7%）→夫（25.0％）となりました。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>かわいそう、奥さんにとっては、夫はペット以下なんですか。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>この調査でもデジタル化の影響は顕著で、持ち歩きの手段として携帯電話が87.3%と圧倒的で、写真プリントは30％程度でした。<br />
携帯電話ではなく、ちゃんとカメラで撮って欲しいですね。<br /><br />
				</p>
				
				<h4>ちなみに上野さんは、奥様の写真を持ち歩いていらっしゃいますよね。</h4>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>？？？？<br /><br />
				</p>]]>
        
    </content>
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    <title>ビューティーフレックス　　ブイヨンさん</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://sp.izuhapi.net/original/camera/toko2/573.html" />
    <id>tag:sp.izuhapi.net,2010:/original/camera//20.573</id>

    <published>2010-01-08T06:02:15Z</published>
    <updated>2010-01-08T06:03:18Z</updated>

    <summary>ご自慢カメラの投稿第2弾を紹介させていただきます。
伊東市にお住まいのブイヨンさん。ご紹介いただくカメラはビューティーフレックスです。
ではブイヨンさん、お願いいたします。</summary>
    <author>
        <name>イズハピ編集部</name>
        
    </author>
    
        <category term="投稿編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[ 				<h4>ご自慢カメラの投稿第2弾を紹介させていただきます。<br />
伊東市にお住まいのブイヨンさん。ご紹介いただくカメラはビューティーフレックスです。<br />
ではブイヨンさん、お願いいたします。</h4>
				
				<p>
					<div id="p-box-r">
							<img src="../img/photo/toko02/toko01.jpg" width="270" height="380" alt="ビューティーフレックス" />
							<p class="cap1">ビューティーフレックス</p>
					</div>
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">ブイヨン）</span>いつも楽しく「カメラ散歩」を拝読させていただいております。<br />
私はカメラの知識は乏しいのですが、父が3、40年前に使っていたカメラ（Beauty flexと言う名前があります）のデザインが好きで、インテリアとして飾っておりました。<br />
「やはり銀塩フィルム・モノクロフィルム編」の中でミューズフレックスと言うカメラが掲載されておりましたが、私のカメラと風貌が似ておりましたので、このカメラについてお教えいただきたく投稿させていただきました。<br />
このタイプのカメラはどういった特徴の写真が撮れるのでしょうか？<br />
フィルムは入手可能でしょうか？　どのようなフィルムで、どのカメラ店でも現像してもらえるのでしょうか？<br />
今でも使えると言うことでしたら、撮影の際の注意点などお教えいただければ幸いです。<br />
カメラが好きだった父がどのような写真を撮っていたか思いを馳せております。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>ブイヨンさん投稿ありがとうございます。<br />
ビューティフレックスは、東京・神田神保町に有った太陽堂光機というメーカーが生産したもので会社は１９５１年に設立され、１９５７年に社名をビューテイカメラ（株）に変更、１９６３年にカメラ生産を終了しております。
太陽堂光機は普及型二眼レフを得意とし、手元にある資料では生産モデルは１６種にも及んでいます。ブイヨンさんのビューティフレックスはお送り頂いた写真から推定すると１９５４年発売の「ビューティフレックスＴ」型のようです。<br />
販売価格は確か９８００円でした。当時大ヒットしたリコーフレックスが「前玉回転式」という簡易的な焦点調節機構を採用していたのに対して、「ビューティフレックスＴ」は「レンズボード繰り出し式」という本格機構を採用して1万円を切った低価格で発売されたために大変話題になったカメラです。<br />
「ビューティフレックス」シリーズは販売量も多く、現在でも中古カメラ市場でよく見かけます。先日（１２月１７日）も新宿西口の中古カメラ店で機種は確認してませんが２～３万円の価格のカメラが数台ショーケースに並んでおりました。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">上野）</span>私もリコーフレックスを1台持っています。この種のカメラは120フィルム（ブローニーサイズ）というフィルムを使用しますが、ブローニーフィルムはネガカラ―、リバーサルそしてモノクロと各種フィルムをコダック、フジフィルムが販売しており伊東の写真屋さんで入手可能です。また現像受付も行っております。<br />
このカメラは、カメラ本体のノブと裏側にある赤窓でフィルム番号を見ながらフィルムセットを行う手動式でリーダーペーパーという裏紙付きフィルムのセット方法が少し面倒なので最初は写真屋さんの指導を受けて下さい。<br />
また、経年カメラのためにレンズ内部にカビが発生している可能性がありますので明るいところ確認してください。さらにカビ発生確認の他にシャッター速度の確認等の動作確認も必要になりますので一度写真屋さんに持ち込んで診断してもらうことをお勧めします。<br />
６×６ｃｍの画面サイズはフィルムが大きいだけに描写力も高く、コンパクトカメラやデジタルカメラとは違った写真が撮れます。また正方形の画面サイズも新鮮で最近人気が復活しており、現在も二眼レフを製造販売しているローライフレックスというドイツ製品の他に6～7万円程度の国産中古製品も良く売れているようです。<br />
この二眼レフは、ファインダーを上から覗き込む頭を下げたスタイルの撮影姿勢になるために人物撮影の場合には、撮影される側の緊張感が薄らぎ優しい写真が撮れると良く言われております。また左右反転のファインダーを始めとする速写性の低さが逆に「スローフォト」として受け入れられている事も特徴として挙げられます。<br /><br />
				</p>
				
				<p>
					<span class="name">尾崎）</span>現在、二眼レフの魅力としては、&#9312;二眼レフ特有のレトロ感にあふれるデザインの美しさ&#9313;実用クラシックカメラとして６×６ｃｍの高画質写真が手軽に撮影出来ること&#9314;ストラップを首から下げたウエストレベルでの基本撮影スタイルがホールディングに優れ、手ぶれを起こしにくいこと&#9315;一眼レフと異なり撮影者が頭を下げた感があり、相手に威圧感を与える事が少なくポートレート撮影に適すること。等がよく挙げられております。<br />
最近では、熟年者ばかりでなく若い女性のファンも増加しております。お手持ちビューティフレックスの性能確認で問題がなければ、是非撮影にチャレンジしてみてください。<br /><br />
				</p>]]>
        
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