伊豆ガイド〜西伊豆編〜
西伊豆町[にしいずちょう]
- 名物
- 夕日、花卉、桜葉、ガラス工芸、風鈴
- 名所・史跡
- 堂ヶ島
- 簡単アクセス
-
●東京方面
東海道新幹線三島駅、東海道線三島駅―伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺 東海バス松崎行き
東名高速道路沼津インター―国道1号三島―国道136号
東名高速道路沼津インター―国道414号―国道136号
●名古屋方面
東海道新幹線三島駅、東海道線三島駅―伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺 東海バス松崎行き
東名高速道路沼津インター―国道1号三島―国道136号
東名高速道路沼津インター―国道414号―国道136号
●沼津より
沼津港―ホワイトマリンⅡ―戸田―土肥(片道50分、1日3往復)―東海バス松崎行き
●清水より
清水港―駿河湾フェリー―土肥(片道65分、1日4往復)―東海バス松崎行き
- 歴史
- ●伊豆西海岸の小さな入り江は、風待ち港として、また漁業基地として古くから知られており、伊豆水軍の拠点だった。東西物流で外海を避け立ち寄る船を襲う海賊もいたと伝えられ、堂ヶ島の火祭りは海賊船に見立てた船が仕掛け花火で爆発するドラマチックな演出が見もの。漁業は田子が土佐と並ぶカツオ漁(一本釣り)の拠点で全国の漁船が出入りしたし、竹竿で海面を叩いて湾内に追い込む安良里のイルカ漁も有名だった。イルカ漁は昭和30年代で終わり、イルカ供養塔が建っている。安良里には太平洋戦争中、海軍少年飛行兵(予科練)が駐留、住民の温かさを偲んで昭和50年、平和を祈念する「忘れじの塔」が建てられた。安良里には豊漁を祈願する「猿っ子踊り」が伝わり、11月の秋祭りに赤装束の子供たちが見事な技を披露する。
●起伏に富んだ海岸線は火山性の岩が沈下し波の侵食で削り込まれ、独特の景観を生んだ。堂ヶ島は大小の島(岩)が点在し、陸から突き出た丸い岬は蜂の巣のように海蝕トンネルができている。中を遊覧船で巡ると中央部の天井が丸く抜け落ちた天窓から光の帯が差し込む神秘的な光景が見える。昭和の初め、この光景に接した与謝野鉄幹、晶子夫妻の歌碑が建っている。天窓堂は堂ヶ島遊歩道を歩いて上から眺めることもできる。国道沿いには加山雄三記念館もある。堂ヶ島の北側には沖合い200メートルのところに4つの島が並ぶ三四郎島がある。島が接しているため見る角度で3つにも4つにも見える。干潮時には一番手前の伝兵衛島まで歩いて渡れる瀬が現れる「トンボロ現象」が見られる。春から夏の大潮に近いときが見ごろで、寒くなると渡れない。
●海に沈む夕日は西海岸の宝といえる眺めで、黄金崎は駿河湾と富士山を見ながら落日の美しさを堪能できる。風化した安山岩が黄褐色に変化したプロピライトが岩の表面に出ており、夕日を浴びて黄金色に輝くことから地名もついた。この一帯はガラス工芸の集積地でもあり、涼やかな「かも風鈴」は人気が高い。
●宇久須から伊豆市方面に山に入ると広々とした牧草地帯が開ける。標高700メートルの西天城高原で、酪農と四季の花がすばらしい。国道136号沿いに南下すると花卉栽培農家が多く、即売もしている。