伊豆観光ガイド

伊豆ガイド〜南伊豆編〜

南伊豆町[みなみいずちょう]

名物
イセエビ、イワノリ、マーガレット、アガパンサス
名所・史跡
石廊崎灯台、弓ヶ浜
簡単アクセス
下田より
 伊豆急下田駅前から東海バス 下賀茂方面または石廊崎方面
 国道136号

松崎より
 東海バス 下賀茂経由下田行き
 国道136号
歴史
伊豆半島の最南端が石廊崎。南に向かえば右に駿河湾、左に相模湾、海の朝日も沈む夕日も見ることができる。初日の出は絶景。石廊崎灯台のさらに先、断崖に望んだ石室神社は大宝元年(701)創立といわれ海上守護の神・石廊権現を祭る。社殿は太い帆柱を大根太にしており、伊豆七不思議のひとつとされる。近くのユウスゲ公園の開花期は潮風と黄色の花の対比が美しい。
松崎寄りの伊浜には野猿で知られる波勝崎があり、夕日に染まる赤壁は壮観。マーガレット栽培は全国の40%を生産する。子浦は江戸時代の風待港だった。カジキの突きんぼ漁は伊豆七島まで遠征する。昭和初期の政党政治家・小泉三申はここに生まれ、新聞記者から身を起こした。代議士になると静岡を選挙区とし、熱海新聞を創刊している。妻良(めら)は火山のあとといわれる小さな入江で学校の漁業体験を受け入れる。下田寄りの弓ヶ浜は美しい弧を描く浜で海水浴客向けの民宿が並ぶ。南側の海岸線は断崖が多く、奇岩や隠れ浜など景勝に富む。中木は伊豆最南端の風待港でダイビングの名所。夏場だけ渡れるヒリゾ浜は秘境中の秘境。ヘルメットをかぶって潜る海中散歩も人気。下流(したる)は天草の産地で、海女さん民宿ではサザエやアワビが食卓に並ぶ。大瀬は花狩り園とイセエビ。沖合いの上人岩、蓑掛岩は朝日を絡めた写真撮影の名所。入間は岩海苔がブランド。磯はその昔切り石を出したところで平らな岩は千畳敷といわれる。段々畑のユリ科の花アガパンサスは全国一の出荷量を誇る。松崎から下田に抜ける国道136号は山間を通り、小さな集落が点在する。下賀茂は「伊豆の小京都」と呼ばれ、字名に一条、二条、上賀茂などがある。都を追われた流人が望郷の念をこめて付けたという。自噴の湯煙が立ち上る温泉場だ。立ち寄り温泉も多く、文豪・幸田露伴は河原の露天風呂を好み、記念碑も建っている。
青野川河口は熱帯性植物マングローブの北限で、南伊豆は伊豆の中でも暖かい。熱帯植物園やアロエセンターなど立地を生かした施設がある。ゴルフ場は冬でも霜がないのが自慢、年明けから菜の花が休耕田を飾り2月には桜と菜の花まつりが始まる。